ポケモンファンのみんな、サーティワンとポケモンがタイアップしているぞ! 2019年8月1日から8月30日まで、「31ポケ夏!キャンペーン~ミュウツーの逆襲 EVOLUTION公開記念~」として実施されるそうだ!

なんでも「サーティワン史上初のピカチュウフレーバー」なアイスが出ているらしい。はたしてピカチュウフレーバーとはいかなるものなのか。それはネズミ味ではないのかなど色々気になったので、さっそく行ってきたぞ!

・ピカチュウ

サーティワンに来てみると、店頭には各種タイアップ情報に関する展示が。予約が必要だが、ピカチュウやイーブイのアイスケーキなんかもあるようだ。ケーキのお値段はどちらも3300円(※店舗によって異なる)。



ピカチュウフレーバーだというアイスは、正式名称を「ピカチュウの10まんボルト!~フルーツミックス~」という。なお、コラボと関連した特別フレーバーのアイスはこれだけだそう。

アイスを「ポケモンダブルカップ(580円)」で注文すれば、ピカチュウ、ミュウツー、ミュウのどれか好きな柄のカップと、3種類のピカチュウのスプーンからランダムで1種ついてくる。カップに入れるアイスはポケモンと無関係でもかまわない。



ピカチュウのアイスは、パイナップル、イエローピーチ、バナナ、アップル、オレンジを使ったソルベがメイン。そこに、口の中でパチパチするキャンディと、ピカチュウの顔をあしらったチョコが入っているという。



チラシや店頭の写真では、まあそれなりに可愛く微笑むピカチュウチョコ。しかし現物ではアイス内に完全に埋没しており発見は困難だった。味の方はソルベがいい感じに爽やかでウマい。また、パチパチするキャンディも、ちびっ子は狂喜乱舞間違いなしだろう。



3種のピカチュウのスプーンについては、愛嬌をふりまくピカチュウが2種に、好戦的なピカチュウが1種だ。今回ついてきたのは好戦的なピカチュウのスプーン。



ということで、サーティワンのポケモンタイアップはいかがだっただろうか? ここ最近の酷暑にピッタリな、冷たく美味しいサーティワンのアイスを、可愛いピカチュウやミュウ、かっこいいミュウツーのポケモンのカップでぜひエンジョイして欲しい!

……

……

・ピカァ?

普通ならこの辺で終わるのだろうが、今回はおまけ付きだ。

少し昔話をしよう。ちびっ子のポケモンファンのみんなは想像だにしないと思うが、ピカチュウが最初に登場したのは30歳を超えたおっさんな筆者がちびっ子(小学生)だったころのこと。

当初ピカチュウは全くフィーチャーされていなかったと記憶している。サトシとピカチュウがタッグを組むアニメも放送前だったため、ピカチュウはマジでただのモブな電気ネズミだった。

特筆して強いわけでもなく、あのころは色もついていなかった。鳴き声も現在のあざとさすら感じる可愛さなど微塵も無い、形容しがたい歪んだ電子音だった。

それでもピカチュウはそこそこの人気を獲得していた。理由は可愛さや強さとかではない。最初期に手に入るポケモンのなかで、そこそこのスペシャル感があったからだ……と思う。

ピカチュウが最初に出るのはマサラタウンを出てわりとすぐの「トキワのもり」。その時点でゲットできる主なポケモンは、最初に選ぶ1匹を除けば、果てしなく無力なトランセルや、その辺のハトじみたポッポ。大人からはドブネズミ? などと言われる始末のコラッタなどである。

そこにきて、電気を使えるピカチュウのスペシャル感。筆者も当時はピカチュウをゲットするため、「トキワのもり」の生態系を崩壊させんばかりに荒らしまわり、ゲットしたピカチュウのレベル上げにいそしんだものだ。その当時から20年以上にわたり、それなりに思っていたことがある。


ピカチュウ、ウマそうだよな


なぜかはわからない。あの黄色くて丸っこいボディがなんとなくウマそうなのだ。そしてピカチュウアイスはウマかった。そこからピカチュウが実在したらどんな味になるのかについて再び興味を持つのは、ごく普通のことだろう。

あ、そういえば、サーティワンって好きなアイスをシェイクにできたんだよな。ピカチュウの味について思考するうちに、遠い昔に知った情報を思い出してしまった。


ピカチュウ、シェイクにするしかないよな


・ピカチュウのシェイク

ピカチュウを食べることはできないが、ピカチュウアイスをシェイクにすることはできる。ということで再びサーティワンへ。


店員のお姉さん「何になさいますか!?」(笑顔)

筆者「ピカチュウの……」

お姉さん「ピカチュウの10まんボルト!~フルーツミックス~ですね!!」(笑顔)

筆者「ピカチュウのシェイクで」

お姉さん「(笑顔)」

筆者「(笑顔)」

お姉さん「ピカチュウを……シェイクですね」(苦笑い)


視線を感じて振り返ると、筆者の後ろに並んでいたポケモン愛に満ち溢れているであろうキッズたちが、超真顔でこちらを見ていた。ちなみにピカチュウをシェイクにすると、お値段は650円となる。そのままのピカチュウよりコストは増すようだ。

シェイクにされたピカチュウは、やはりアイスだったころといささか様子が違う。当然だが、液体感が増している。そういえばポケモンのわざで「ようかいえき」というのがあった。本記事とは無関係で申し訳ないのだが「ようかいえき」を食らうとどうなるのだろう。



「はかいこうせん」なども気になるが、こと今に限っては「ようかいえき」を食らうとどうなってしまうのか気になるなぁ。そんなことを考えながらピカチュウシェイクのボトルを見ると……



これは……アイスの時には埋没してよく認識できなかったピカチュウチョコではないか。なるほど、シェイクにされても原型をたもっていたようだ。おのれピカチュウ、ずいぶんと頑張るではないか。

途中で気づいたのだが、シェイクのストローではこのピカチュウチョコを吸い込むことができない。行儀は悪いものの、どうにかストローですくって食べようとしたが、ピカチュウたちは最後まで抵抗に抵抗を続けたことを記しておこう。



参考リンク:サーティワンアイスクリーム
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.