ルールその1:毎朝必ず体重計に乗る
ルールその2:エレベーターではなく階段を使う(どんなに階段がキツくとも頑張る)
ルールその3:出来る範囲で糖質を控える

……何の前置きもなくいきなり結論(ダイエット時に課した3つのルール)を発表した理由は2つある。まず1つは、ルール自体がシンプルであり、引っ張るほどの代物ではないと感じているから。そしてもう1つは、このダイエット記事をどう書き進めていけばいいのか、私自身が今も悩んでいるからだ。

「とりあえず、大事なところから言っとくか」的な感じで紹介したのだが……「誤解を恐れずに言えば、方法なんて何だっていいというか、その人に合ってるかどうかだと思うんだよなぁ」という気持ちが、今も私の中にくすぶっている。

・1カ月間のダイエット成果

ひとまず、私が行ったダイエットの成果を発表しよう。ちょうど1カ月前の2019年6月26日に私がダイエットを決意したとき、体重は85.3kg。それから1カ月が経った現在(7月26日時点)の体重は79.9kgだ。数値的なところをまとめると、以下の通りである。


体重 85.3 → 79.9kg
体脂肪率 28.3% → 26.0%
BMI 27.9 → 26.1


──ご覧の通り、私は今もまだ体重が約80kgあるので、体型が激変したわけではない。1カ月前の体型と比べてみても……



「デブ領域」を脱してはいないような気がする。つまるところ、本番はこれから。成果が出て嬉しい反面、まだまだ安心はできない……、ダイエット開始から1カ月という節目なので、中間報告として私のダイエット生活についてお伝えしたいと思う。


・そこまで苦しくなかったダイエット

まず、感想的なところから述べると、私にとって1カ月間のダイエットはそれほど苦しくはなかった。「あと1カ月同じことをやれ」と言われても、「まぁ、1カ月ならいいっすよ」という感じ。

理由の1つは、私が超ハードなダイエットをしなかったからだろう。だがそれ以上に大きかったのは、モチベーションにうまく火がついたからではないかと、自分では考えている。

結局のところ、ダイエットはモチベーション。よく言われることではあるものの、そのモチベーションを維持するのがまた大変だ。そこで、私が大事だと思うのが冒頭でお伝えした3つ。


ルールその1:毎朝必ず体重計に乗る
ルールその2:エレベーターではなく階段を使う(どんなに階段がキツくとも頑張る)
ルールその3:出来る範囲で糖質を控える


──である。

私が思うに、上の3つを組み合わせることが大事で、たとえば「その1」だけをやってもあまり意味がない。なぜなら、何もしなければ体重が変わるわけ無いからだ。「その2」と「その3」を実践することで、多少なりとも体重が減る。それが嬉しい。その嬉しさがモチベーションを生む


やがて、「階段を使うだけでは運動量が足りないかな?」なんて気持ちになって、仕事が終わった後に走るようになる。もしくは、「深夜にご飯を食べるのを控えたら、もっと体重が減るかな?」と考えて、晩御飯を出来る範囲で調整するようになる。

結果、もっと体重が減る。こうして、モチベーションが上がる。……というのが、私が実践したダイエットにおけるメンタル面の変化であった。


・自然と食事や運動量が変化

そしてその結果、食事内容や運動量が自然と変わっていったのだ。大事なのは「自然と」という部分。具体的に例を挙げると、こんな感じである。


【ダイエットをはじめたばかりの頃】


<朝食 8時30分頃>
・納豆
・ヨーグルト

<昼食 14時前後>
・ 吉野家のライザップ牛サラダ、もしくはコンビニの春雨スープ&サラダチキン

<夜 21時〜25時の間>
・ビール中ジョッキ1杯
・餃子2人前
・チャーハン
・蒸し鶏のサラダ

<1日の運動量>
オフィス(4階)の階段と、駅の階段の上り下りを何回か


【ダイエットをはじめて1週間ほど経った頃】


<朝食 8時30分頃>
・納豆
・ヨーグルト

<昼食 14時前後>
・吉野家のライザップ牛サラダ、もしくはコンビニの春雨スープ&サラダチキン

<夜 21〜25時の間>
・ビール中ジョッキ1杯
・餃子1人前
・麻婆豆腐

<1日の運動量>
オフィス(4階)の階段と、駅の階段の上り下りを何回か。また、帰宅後に近所の階段を上り下り約10分


【ダイエットをはじめて2週間以降】


<朝食 8時30分頃>
・ヨーグルト
・納豆

<昼食 14時前後>
・吉野家のライザップ牛サラダ、もしくはコンビニの春雨スープ&サラダチキン

<夜 21〜25時の間>
・グラスビール1杯
・餃子1人前

<1日の運動量>
オフィス(4階)の階段と、駅の階段の上り下りを何回か。また、帰宅後に近所の階段を上り下り15分したのち、ランニング


──毎日、上の食事だったわけではない……というか、ときにうどんを食ったり、ピザやパンを食ったりするときもあった。


もっと言うなら、ケーキを食べたこともあった。だから日によって異なる部分が大きいものの、大体上のようなメニュー。そしてご覧の通り、私としては夜の食事を減らすのが一番キツかった

だがそれでも、時間の経過とともに少しずつだが体重が減っていったのだ。これがもし、誰かに「やれ」と命令されていたら、絶対に無理だっただろう。自分で体重計の数値を確認しているから、「何とかせねば」という気持ちにならざるを得なかったのである。


・譲れないライン

ただし、私は「毎日肉を食べる&仕事終わりにビールを飲む」だけは絶対に譲れないラインだったので、そこは崩さなかった……というか崩せなかった。

また、肉といっても日によっては吉野家の『ライザップ牛サラダ』だけのときもあったし、豚肉(餃子)や鶏肉(唐揚げ)などの時もあったが、とにかく何かしらの肉を毎日摂取していたように思う。


それから、私はほぼ毎日ビールを飲んでいた。元々お酒が弱いので量自体はそれほど飲めないのだが、夏なら中ジョッキ1杯くらいは飲みたくなるもの。ダイエット中でも、その気持ちに一切抵抗しなかった。場合によってはビールが糖質オフの発泡酒になったほか、最後の数日はピロリ菌除菌の関係でアルコールを一切飲めなかったが、しんどかったのはその程度。


──なので、私自身はそこまで苦労をしたとは思っていない。だがしかし、このダイエットに反省点がなかったわけではない。むしろ大アリだ。何かというと……


・主な反省点2つ

「晩御飯の時間(21〜25時)が遅すぎる」と自分でも分かっていたものの、仕事の都合上どうしても変えられなかった。早くしようと思えば出来なくもないのだろうが……自分の気合が足りなかったとしか言いようがない。

そしてもう1つが、急に体重を減らし過ぎた気がすること。1カ月で5キロはやりすぎたのではないだろうか? 3キロくらいにしておけば良かったんじゃないだろうか? 体重計の数値を気にしすぎたんじゃないか? ──と感じている。

というのも、今の晩御飯のおかず(餃子1人前程度)が少なすぎる気がしており、「これをずっと続けるのはさすがにキツイって」というのが本音だからだ。つまり、リバウンドしないことを考えたら、「1カ月で5キロ」は自分にとって上策ではなかったかも……ってことである。

ほかにも反省点はあるだろうが、ざっとこんなところだろうか。


最後に。念のため言っておくが、上の3つのルール、および紹介した食事メニュー等は「すべてのダイエッターよ、こうしろ」的なものではない。「私は上のやり方で(ある程度)痩せました。参考になる人はどうぞ」という感じだ。

冒頭でもチラっと述べたが、ダイエットにとって大事なのは自分に合っているやり方を見つけられるかどうかであり、「こうしたら誰でも絶対に痩せられる」と思い込むのは危険な気がするのだ。ダイエット開始時、私はそれを痛感したのだが、その話はまた後の機会に。

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.