ロケットニュース24

【実録】Twitter民が「ポケモンGOの記事」にイチャモンをつけてきた / 徹底的に戦ってわかった「クレーマー5つの特徴」

2019年7月15日

インターネットの世界でライター業をしていれば、それはイヤなこともある。励みになるありがたい言葉もあれば、グサッとくる失礼な言葉も少なくない。ただ、この世界で生きていく以上、どんなアクションもサラリと受け流す “スルースキル” が必要だと個人的には思う。

そういう意味で、ライター業を開始してから丸5年が経過する私、P.K.サンジュンはかなり高度なスルースキルの持ち主だと自負しているが、つい先日、久々にイラっと来てしまった。そしていつもならば余裕でスルーするところ、この時ばかりは……全力で戦ってしまったのだ。

・達人級のスルースキル

我々のようなネットライターに限らず、快適なインターネットライフを送るためには少なからずスルースキルが必要であろう。個人のSNSであろうとイチャモンを付けてくる無礼者はいるし、いちいち真に受けていたら心が持たない。そしてネットを使いこなせば使いこなすほど、スルースキルは自然と上がっていくハズだ。


そういう意味で、私のスルースキルはかなり高い方だと思う。なにせ、名前出し & 顔出しのネットライターである。たとえ多数派の意見ではないとわかっていても、自分の主張をするときはするし、別に反対意見があっても構わない。根本で「何事も人それぞれ」と考えているからだ。

さらに言えば、私は在日韓国人である。そっち系の標的にはしょっちゅうされるし、それこそ読者のみなさんが思う100倍くらいはヒドいことも言われていると思う。そんな非難の百裂拳さえも華麗に受け流せるのだから、私のスルースキルはトキ(達人)レベルにあるといっても大げさではあるまい。


だがしかし──。


1カ月ほど前に公開した「ポケモンGO」の記事についたイチャモンには、めちゃめちゃイラっとしてしまった。自分でもくだらないとは思うし、本当にイチイチ目くじらを立てることでもないのだが「コイツ(怒)」と思ってしまったのだ。

・ポケモンの記事に

イチャモンが付いたのは2019年6月22日に公開された「ソウルでポケモンGOをやったらこうだった」という記事。冒頭の「キラってないポケモンは捨てられなくて困っちゃってるよ。なにせ、テッポウオを30匹くらい抱えてるからね!」という文章に対し、以下のコメントがついたのだ。


「サブ垢運用してるってことかな?? それともキラ狙ってるポケモン同士しか交換しないマイルール??」


私がイラっと来たのは「サブ垢運用してるってことかな??」の部分。ポケモンGOは規約で1人1アカウントと定められており、当然私も1アカウントしか登録していない。私個人はサブアカウントの運用に対して特に感想はないが、サブ垢問題は一部のプレイヤーが最も目くじらを立てる議案であることは間違いない。

先述のように私は「名前出し & 顔出し」さらに言えば「ポケモンGOのアカウント出しライター」だ。しかもここ1年ほどは “ポケモンGOライター” と呼ばれてもおかしくないほどポケモンGOの記事ばかり執筆している。

そんな人間が規約違反をするだろうか? 仮にしていたとしても、それを記事にして全世界に発信するだろうか? このコメントが付いたのは娘と過ごしていた日曜日の午前中。穏やかな気分を害された私は静かにブチギレ、戦闘モードに突入した。

・戦闘開始

在日系の記事につくコメントを銃弾だとするならば、今回のは蚊のようなものである。だが、ピンポイントでイラっと来た。すかさず、投稿したTwitterユーザーに以下のようなメッセージを送りつけたのだ。


「うちのメンバーと交換してるだけですけど? 本当に発想がさもしいというかくだらないですね。とりえあず、Twitter社に通報します

「アカウントは晒しませんが、その過程も記事にしようと思います。あなたのように軽い気持ちでイチャモンをつけてマウントを取ったつもり、頭がイイと思っているつもりのネット民が好きではありません」


この程度のコメントが誹謗中傷にあたるかはさておき、とりあえず矢は放った。そしてここから続いた約1時間半の攻防──。その末に見えてきた「ネットクレーマーの特徴」とは? クレーマーによるビックリ仰天の発言は、2ページ目をご覧いただきたい。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)

【実録】Twitter民が「ポケモンGOの記事」にイチャモンをつけてきた / 徹底的に戦ってわかった「クレーマー5つの特徴」(2ページ目)

・ヤツからの返信

「Twitter社に通報します」のメッセージを投げかけてから数分。私は記事化することを念頭に、以下のメッセージを追加で送信した。


「アカウントは晒さないと申し上げましたが、該当のツイートをネット民が勝手に探し出す可能性については、こちらではコントロールしかねます」


一言でいえば “優しさ” だ。記事を読んでおもしろおかしく “ヤツ” を探し出すネット民がいないとも限らない。私はブチギレていたものの、彼が袋叩きにされるのを見たいわけでなく、彼のコメントの意図が知りたく勘違いだったのであれば謝罪が欲しかっただけである。

すると数分後……ヤツから初めての返信があった。


「ご連絡ありがとうございます。まずはイチャモンを捉えられるようなツイートでお気を悪くさせてしまい申し訳ありません。まずはツイートを削除しまして “私のくだらない勘違いだった” “表現が不適切だった” ツイートさせていただきます」


素直に謝ってきた。本来ならコレで終わりでいいし、記事にするほどのことでもない。だが私の怒りは鎮まらなかった……どころか、激しさを増した。なぜなら、以下のような続きがあったからである。


「ただ1点、私もキラポケモン集めてしているので確認させてください。ポケモンGOにおけるキラ化は、相手からトレードでもらい確率でキラになることはご存じの通りかと思います。

そのため “持っていないからボックスに残している” という表現は仕様と合っていないかと思うのですが、そこはいかがお考えでしょうか?」


こういうヤツ、本当に嫌い。素直に謝れば済むのに「自分は間違っていない」と無理矢理にでも思い込もうとするヤツ。そのためならば揚げ足取りだって大正義なのだろう。ネットクレーマーの特徴その1は「素直に謝ったと見せかけて自分を押し通そうとする」だ。

・動機がわからない

すかさず私は、過去記事を張り付けたうえで以下のように返信をした。


「そういうとこともキライです。我々はこういう記事を幾度となく公開しています」


ちなみに過去記事とはキラポケモンに関する記事で、私と同僚の原田たかしがお互いに交換し全キラを目指す、といったもの。彼が拠り所にしている “持っていないからボックスに残している” は、原田のためにとってあるのだ。すると彼からすかさず返信が来た。


「はい、よく存じています! 以前、すごいとリツイートさせていただきましたので!」


知ってるんじゃん。知っているなら、なぜ意味不明な揚げ足取りを……? 私は彼の動機がイマイチわからず、バババッと以下のようにメッセージを放った。


「ではなぜ複垢だと思われたんですか? 普通の人が知らないなら構いません。ただ、イチャモンをつける人がなぜ調べないのかわかりません。我々のような顔も名前も晒している人間が、複垢なんていうコテコテの違反を犯すメリットはどこにあるんでしょう? しかも記事に書きます?」

「軽い気持ちだったのはわかります。中傷の意図もなかったのでしょう。それでも本当にイラっとしました。しかも素直に謝ればいいのに最後の悪あがきも意味がわかりません


・謎の粘り

ここでネットクレーマーの特徴2を「イチャモンつけてくるクセに大して下調べはしない」を挙げたい。本当に、初めて当サイトをご覧になっていただいた人ならば百歩譲ってわかる。だがその場合も相手に通知が行く状態で発射する以上、最低限の下調べはするべきではなかろうか?

でなければ、今回のように瞬殺されるのがオチであり、ただ自分のバカさ世界に発信しているのと同じだからだ。しかも彼は我々の記事をよく読んでくれているという。私としては不愉快だったが、読者は読者というだけでありがたい。私は抜いた刀を収めることにした。


「プロフィールを拝見したらとてもポケモンGOがお好きなようで。それに免じてこちらからはもう何も申し上げません。謝罪のツイートもしていただかなくて結構です」


一瞬はイラっとしてしまったものの、我ながら大人の対応だ。さあ、くだらない時間を取られてしまったが、娘とどこかに出かけようか? そんなことを思ったのも束の間、彼からは以下のような返信が……。


「さきほど書かせていただいた通り、自分の図鑑上でキラ化していないポケモンだからボックスに残しているはキラ狙いの理由にはならないと感じました」


しつけぇぇぇぇえええええええええ! ネットクレーマーの特徴その3は「うんざりするほどしつこい」だ。彼をボコる前に私からリングを降りてやろうとしているのに、この発言。片足はロープの外に出していたのだが、私はすぐさまリングに舞い戻った。


「そこだけでちゃんと確認もせずに世界に発信するんですか? 私と原田がお互いに交換していることは記事に書いていますよね。我々に複垢なんじゃないか、なんて言ってきた人はあなたが初めてです」

「SNSは人を幸せにも不幸にもするツールです。故意ではないにせよ、運用には注意された方がいいですよ」


・まさかの展開

それにしても……約1カ月ぶりに振り返っても、我ながらジェントルだ。というか、もうイイ。うんざりだ。疲れてしまった。彼も「アドバイスありがとうございます! 気を付けます!」と言っているから、これにて終了……かと思いきや、ヤツは今までにはない角度から爆弾を投下してきたのだ


「ちなみにメッセージをいただいてるのはサンジュンさんですか? ロケットニュースさんのアカウント(ポケモンGOアカウント)で、晒すとか通報とかいった表現をされてしまうと、メディアとしてロケットニュース編集部の力で迫られているように感じました」


えええええええええええええええ!


ここに来ていきなり「被害者ヅラ」をかましやがった──。それまでのやり取りならば記事にするバリューはない。だが、想定外の「被害者ヅラ」から自体は急変した。この後、彼が繰り出した被害者ヅラをさらに上回る言動とは? 続きは最終ページへ急げ!

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)

【実録】Twitter民が「ポケモンGOの記事」にイチャモンをつけてきた / 徹底的に戦ってわかった「クレーマー5つの特徴」(最終ページ)

・終わらぬ戦い

突然「被害者ヅラ」を繰り出してきた彼。私が個人アカウントでメッセージを送信しなかったのは、彼がポケモンGOアカウントでツイートした記事にコメントをかましてきたからであって「メディアのパワー見せちゃうぞ☆」なんて考えは毛頭ない。ただ返信しただけである。

というか、組織に属している私がそんなことを独断でできるわけがないではないか。これは私も初体験だったが、ネットクレーマーの特徴その4として「いきなり被害者ヅラする」を付け加えておきたい。一度は収めた刀を私は再び……抜いた。


「はい? スクショでも撮っていくらでも晒せたのに、私があなたのことオープンにしました? 晒しましたか? 晒すぞコラ、なんて言いました?」


「サンジュンさんの温情でしていただいていないです。まずはこうやってDMでご連絡いただき感謝しています」


「ではなぜ圧力を感じたとか意味不明なことを?」


残念ながら、いきなり被害者ヅラした理由については、彼から聞くことは出来なかった。ただ、あくまでイチャモンを付けてきたのは彼である。我々は彼に何もしていない。彼の方が一方的に「複垢を運用しているのかな?」と言ってきたのだ。

だが、私も疲れた。そして「これは記事にできる」と思った。最後のつもりで以下のようなメッセージを彼に送った。


「とりあえずもういいです。ただ、最後の悪あがきは面白かったです。アカウントは伏せて記事にさせていただくかもしれません。機会があればいつかフレンドになりましょう」


「面白かった」というのは、私からすれば記事になるようなおかしなヤツだったという意味である。彼はバカで浅はかな人間であることは間違いないが、性根が悪い感じはしなかった。「いつかフレンドになりましょう」も私の本心である。だが、彼とフレンドになることは絶対にない。なぜならこの後がすごかったからだ。


「軽率なツイートだったので謝罪ツイートさせていただきたいです。私の勘違いですし。DMいただいてご説明いただいたことはツイートに記載して大丈夫でしょうか?」


「いや、書かなくて結構です。構って欲しくてイチャモンつけてくるバカが増えたら面倒なので」


「了解です! では関係者の方から個別にご指摘いただき私の勘違いでした、というニュアンスで書かせていただきます」


「関係者も必要ありません。ご指摘があり、で結構です。正確には “私の早とちり” もしくは “勘違い” ではないでしょうか?」


・最後の爆弾

謝罪ツイートするのは構わない。ただ、してくれなくても全く持って構わない。面倒なのはメッセージにある通り、構ってちゃんが増えることである。彼が「関係者から~」なんて書いたら、それを見てわざわざイチャモンを付けてくるバカが増えてしまうかもしれないではないか。

しかも、彼のメッセージには何度も「私の勘違いでした」との記載がある。ならば「勘違いでした」と書けばよくないか? いや、それがイヤならば謝罪ツイートなんてしてくれなくていいのだ。「謝罪ツイートしたい」と言っているのはあくまで彼の方である。


だがしかし──。


この直後、彼は「被害者ヅラ」をも上回る、衝撃のメッセージを発射してきたのだ。


「それだと指摘の合理性がなくなってしまいますので関係者と表記、ご指摘いただいて勘違いだとわかったのでツイートを削除した、お騒がせした、ごめんなさいとツイートさせてください!」


こいつ……本当にバカだな! 何より驚いたのは「それだと指摘の合理性がなくなってしまいますので」の部分。いやいやいや、最初からお前の指摘に合理性なんてないんだよ。しかも何度も自分で「勘違いだった」って言ってるじゃないか? 10秒前の記憶失くす病か?

彼は何と戦っているのか? 私なのか、フォロワーなのか? 私だとしたら私の言うことを聞くべきではないか? 彼がそこまでして守りたいものは何なのだろう? メンツなのか、プライドなのか? 私には理解できない。


「関係者はいらないです。だって、そもそもあなたの指摘に合理性ないですよ? “関係者” って必要ですが? “ご指摘いただき” で日本語として成立しますよ」

「とても勉強になりました。ネットクレーマーは状況的に9割おかしくても残りの1割を拠り所に一点突破するんですね。絶対に自分に非がないと思い込みたいんですね」

「そこまで言うなら僕のアカウントに晒してネット民にジャッジしてもらいますか? こちらはあくまで穏便に済ませてあげようとしていることをお忘れなく」


ネットクレーマーの特徴その5は「絶対に自分に非がないと思い込みたい」である。また「1%を拠り所に一点突破してくる」を付け加えてもいいかもしれない。これがリアルなやり取りだったらどうだろう? ここまで粘るだろうか? インターネットならではの特性といえよう。


「いや、非があったと思いますし、だから謝罪ツイートをしたいと事前に連絡したのです」


「ならばこちらのリクエストに応えるべきでは?」


「対面でお詫びもしたいので、改めて編集部に伺ってもよいでしょうか?」


「いや、そんな暇ではないので。あなたの立場だか整合性だか知りませんが、なんで私がそこまで付き合わなければならないんですか? あなたが “関係者” と一言入れるだけでおもしろがって絡んでくるバカが増えるリスクが発生します」


「あなたのメンツまで考慮して “ご指摘で良くないですか?” と提案までしてるのに、なぜそこまで食い下がってくるのでしょう?」


最後の「私の合理性がなくなってしまう」がなければ、いつか彼とフレンドになっても良かった。だが、そもそも合理性もクソもないイチャモンを棚に上げ「合理性がなくなってしまう(キリッ)」じゃねーんだよ! 俺はそういうヤツ大嫌いなんだ!!

とはいえ、彼が性根の腐ったクズ人間だとは今も思っていない。意識しているかどうかは別にして、イチャモンの発端は彼の中にある「気付いちゃった自分、カッコ良くない?」的な感情だったのだろう。「俺、すごいでしょ?」とも言い換えられる。

つまりは「人とはちょっぴり違う特別な自分」に発した感情が、いつの間にか「くだらないマウント取り」に変換してしまったのだ。自分を誇れることは素晴らしい。だが、それは人を見下すことでアピールしてはダメだし、ましてや揚げ足取りなど最悪だ。その瞬間からクズである。

・全員がヤツになる可能性

なので、私を含めた我々全員が「ネット上でクズになってしまう可能性」も感じた次第だ。彼はおそらく普通の人。だが、ちょっとした表現の仕方1つでクズにもなってしまう。ネット上で何かを発信する前に振り返ろう、「これは誰かのマウントを取ることになっていないか?」と。

最後に。おい、見てるか? お前だよ、お前。記事にさせてもらったから、やっぱりフレンドになってやるよ。ネットで連絡してきても無視するけど、リアルで偶然会ったら声かけて来いよ。あと、俺より年上でもタメ口で話すからな。そしてお前は特にネットの運用方法を気を付けような──。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)

モバイルバージョンを終了