最近私(佐藤)が受け取る迷惑メールは、決まったパターンばかりで、胸躍るような迷惑LINEアカウントと遭遇できていない。こちらの遊び心に一切付き合ってくれず、事務的に誘導URLを貼り付けてくるばかり。世知辛い世の中になったもんだ……。

そんななか、電話番号を送り付けてきた迷惑メールがあったので、気晴らしに電話をしてみたぞ!

・ゴミの山で宝を探す

私の元には日々膨大な量の迷惑メールが届く。仕事用のメールアドレスには日に数十件、携帯電話のアドレスにも数十件。フリーメールアドレスには毎日数百件程度が届いている。


タイトルと送信者を見れば、大体どんな内容なのか想像できるくらいに、自らを訓練できている。送られてくるのは、ほとんどが特定サイトへ誘導するURLを貼っただけのゴミだ


99.9パーセントがゴミであるなかで、0.01パーセントの宝を見つけることがある。これはさしずめ、「迷惑メールの発掘作業」だ。あるかないかも分からないたった1通の有力なメールを探し出すために、日々ゴミメールのタイトルを眺め続けるのは時に苦痛を伴う。よくこんな下品なタイトルを思いつくなと、感心することさえあるくらいだ


・さっそく電話!

さて、そんな状況で発掘したのは、タイトルに電話番号が記載されたメールだ。


この手のメールなら、せめてタイトルに番号の半分を記載し、残りを本文。もしくはURLを貼って、飛んだ先のサイトで続きを見せる場合が多い。そのセオリーをぶち壊して、タイトルに番号を入れるとは。これは何かある……。


「神谷」を名乗る人物からのメールであるらしいのだが、電話したらイカツイ声の男に脅しをかけられたらどうしよう……。もしくは、冷静沈着な語り口の相手に、法外なお金を請求されたらどうしよう。怖い……怖いけどその恐怖の先にあるものが見たい……。意を決して表示されている電話番号をタップ!


そしてすかさず発信! さあ来いッ!! 返り討ちにしてやる!


発信をタップすると……



すぐに電話が繋がった! そしてッ!!


「こちらはNTTドコモです」


「おかけになった電話番号は、現在使われておりません」


「恐れ入りますが、番号をお確かめになって


おかけ直しください」


悔しいですッ!


おわり!

Report:迷惑LINE評論家:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Screenshot:iOS

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