これは予測不能──。それなりに格闘技好きの記者も、2019年6月22日19時からAbemaTVで生放送される『1000万円シリーズスペシャルマッチ 那須川天心vs亀田興毅』の勝敗が全くもって読めない。ハッキリ言ってこんな試合は久々だ。

“神童” 那須川天心の強さを疑うつもりはサラサラないが、相手は「ボクシング元世界3階級王者」の亀田興毅である。現役を退いているとはいえボクシングルールならば……? これは絶対に見逃せない。

・ボクシングルールならば……?

衝撃のマッチメイク決定から約1カ月、早くも那須川天心と亀田興毅がリング上で相まみえる。当初は現役バリバリの那須川天心が優勢と見られていたが、ボクシングルールであればどうだろう? なにせ相手はボクシング元世界3階級王者の亀田興毅なのだ。

ラウンド数や詳細なルールについては当日の番組内で明かされるとのことで、現在のところは「ボクシングルール」ということしか判明していない。ただ「ボクシングルールならば亀田興毅が有利」という声も少なくなく、その説得力もなかなかのものである。

なにせ “100%ボクサー” の亀田興毅に対し、キックボクサーの那須川天心はいわば “50%ボクサー” なのだ。もちろん那須川天心がボクシングルールでも相当な実力があることは承知している。承知しているが「元世界3階級王者」の称号はダテではない。

・プロでも予測困難

日本人初のK-1 WORLD MAX世界王者・魔裟斗は、亀田興毅のパンチをミットで受け「キックボクシングのパンチとは違う」「当たれば倒れる」と語っており、最終的には「どちらが勝つかわからない」としている。

また、元WBA世界王者・内山高志は「天心は当て勘がすごい」「ブランクのある興毅かやや不利か?」としているものの「現役に近い状態に戻っていれば興毅が勝つ」と語るなど、プロの目から見ても勝敗予想は難しいようだ。

とにもかくにも、これだけ予測不能な試合は滅多にあるものではない。亀田興毅は「これで終わり」としているから、その雄姿が見られるのも今回が最後だ。果たして勝つのは一体……! 那須川天心と亀田興毅の一戦は、6月22日19時からAbemaTVで生放送される。

参考リンク:AbemaTV
Report:P.K.サンジュン
Photo:AbemaTV

▼魔裟斗の目から見ても勝敗はわからないとのこと。

▼内山高志も「接戦になる」としている。