安くてうまい回転寿司。中でも「はま寿司」は平日、1皿90円というのだから恐ろしい。庶民の味方すぎるだろ……。そんな「はま寿司」は、サイドメニューの充実っぷりにも定評がある。2019年6月13日からは、なんと『手ごねハンバーグ』の販売を開始。

しかも構想に5年もかけたという、力の入れようだ。実際に食べてみたところ、コリコリっとした歯ごたえが斬新でヤミツキになるウマさだった。こんなの、ハンバーグ屋さんとしても十分やっていけるレベルやん! 

・ひっそりと販売中

「手ごねチーズハンバーグ(イタリアントマトソース)」と「手ごね和風おろしハンバーグ」は期間限定販売という。構想に5年もかけたようだが、定番メニューの座を狙っているわけではないらしい。店内ではそれほどアピールしている様子もなく、ひっそりとメニューに載っている。

価格は税別280円と、寿司に比べれば高いがハンバーグにしては安いだろう。タッチパネルをポチポチして注文したところ、10分弱で運ばれてきた。当たり前だが、見た目は完璧なハンバーグ。大きさはこぶし大だ。さっそく食べてみるとしよう。


・驚きの粗挽きっぷり

まずはイタリアントマトソースからいただく。チーズも乗っていて見るからに美味しそうだ。口に入れると……食感が斬新! 粗挽きであるとは聞いていたが、これ程の粗さとは驚きだ。コリコリしていて、すじ肉でも入っているのだろうか。しっかり目に味付けされた、トマトソースとの相性も抜群だ。

お次は、和風おろしを味わってみよう。記者は「びっくりドンキー」の “おろしそバーグディッシュ” が好きなのだが、正直「はま寿司」の “おろしバーグ” も負けていなかったように感じた。はま寿司はハンバーグがプラスチック皿に乗っているが、もし鉄板に乗っていたらタメを張る美味しさだろう。もちろんコチラも粗挽きだ。


・ワインがあれば……

いやはや、美味しいではないか。思わず店員さんを取っ捕まえて「ここ、すし屋でしたよね?」と確認したいレベルだ。しかしこうもウマいハンバーグを食べるとアレだな、ワインでも飲みたくなるな。一縷(る)の望みをかけてメニューを見たが、さすがにワインは置いてなかったぜ! 

魚に合うワインとなると難しいもんな……と、ここが寿司屋であることを思い知らされた次第である。仕方がないのでビールを頼んだが、ハンバーグの味がしっかり目だからか、ビールとの相性もとても良かったことを報告しておきたい。


美味しい寿司とハンバーグが一度に食べられる空間なんて、最強としか言いようがない。「はま寿司」の本気と可能性が感じられた『手ごねチーズハンバーグ(イタリアントマトソース)』と『手ごね和風おろしハンバーグ』。7月中旬に販売終了を予定しているそうだぞ。

参考リンク:はま寿司「ハンバーグ登場!」、「平日一皿90円+税
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼2019年6月13日より発売の『手ごねチーズハンバーグ(イタリアントマトソース)』と『手ごね和風おろしハンバーグ』

▼トマトとチーズがかかっていて、美味しくない訳がない

▼まろやかぽん酢を自分でかけて食べるスタイル

▼うまっ! 

▼ワインは……ないがビールとの相性も良し

▼「はま寿司」の進化が止まらないぜ