2019年6月7日、いよいよ映画『アラジン』が公開される。「ジーニーがウィル・スミス(笑)」なんて小馬鹿にしていた記者だが、試写会で同作を観てビックリ仰天! あまりの面白さに「もう1回観に行く!!」と手のひら返ししたことは以前の記事でお伝えした。

まあ、とにかく映画『アラジン』はエンターテインメント作品として極上なワケだが、その中心にいたのはやはり “ジーニー” を演じたウィル・スミスだ。そのウィル・スミスの記者会見にディズニーマニアと出かけたところ、まさかあんな展開になってしまうなんて……! スゴいぞ、ディズニーマニア!!

・ディズニーマニアの快進撃

ディズニーを愛し、ディズニーに愛された男、それが当サイトが誇る超1流ディズニーマニア、田代大一朗だ。何か迷いがあると「ミッキーならどうするだろう?」と考える田代は正真正銘のジャスティス・ピュアBOY。“ミッキー田代” を名乗るのも時間の問題かもしれない。

それはさておき、ディズニーマニアの快進撃はとどまることを知らず、2019年だけでも「メリー・ポピンズ」のエミリー・ブラント、そして「ダンボ」のティム・バートン監督と遭遇を果たしている。そして今回はなんと、あのウィル・スミス……! 全ては田代のピュアハートが呼びよせているのだろう。

・質問できる保証ナシ

さて、この日はマスコミ10社ほどが招かれてのミニ記者会見。ウィル・スミスが超多忙なため、事前に「各社1つ質問できるかどうかわかりません」と通知されていた。質問できないなら行く意味がないのでは……? そう思い、私(P.K.サンジュン)がそのことを告げると、田代はこう返してきたのだ。


「きっと大丈夫です! 僕の願いをランプの精が叶えてくれるハズです!! いいえ、ランプの精だけではありません! きっとどこか遠い世界にいるウォルト(ウォルト・ディズニーのこと)も魔法をかけてくれるに違いありません☆」


この熱量……! 根拠はメチャクチャだが、田代がそう言うならば何とかなりそうな……気もする。というわけで、ネタがボツになる覚悟で都内某所の記者会見場へと足を運んだ。

世界的ハリウッドスター、ウィル・スミスの到着を前に緊張感があふれまくる会場。もし田代が暴走して屈強なSPたちに取り押さえられたらどうしよう……? そもそもウィル・スミスはディズニー愛が通じる相手なのか? 私の方が勝手に緊張していた。

そして登場したウィル・スミス! 陽気なキャラクターはイメージ通りで、先ほどまで静まり返っていた会場が一気に華やかになる!! さすが世界のウィルや! こうしてインタビューは始まった。

・ついにその時が……!

当たり障りのない内容から、ぶっちゃけ「今それ聞く?」といった突飛な質問まで、笑顔で答えていくウィル・スミス。だがしかし、肝心の田代がなかなか指名されない……。タイムアップまではもうあとわずか。もうここまでか……! そう思った次の瞬間!! ついに田代に質問チャンスがやってきた!


田代:「特に印象的だったのはジーニーの手枷(てかせ)です。あの手枷があるせいで、強力なパワーを持つジーニーさえ自由になれませんよね?」

ウィル:「ああ、そうだね」

田代:「現代社会に生きる我々もそれぞれに手枷があると思うんです。周囲からの期待だったり固定観念だったり……。ウィル・スミスさんにもそういった手枷はありますか?」

ウィル:「実はここ何年か手枷に悩まされていて、最近やっと自由になったんだよ。僕の手枷は……“ウィル・スミス” という存在そのものだったんだ」

田代:「ウィル・スミスそのもの……」

ウィル:「今まで積み上げてきたキャリア、ムービースターとしての大成功を収めてきたウィル・スミスのせいで、いつの間にか自分らしいことが言えなくなったり、できなくなったりしていたんだ。そう、ウィル・スミスこそが僕の手枷であり足枷だったんだね。でも今は “Shackles Down” 手枷から解き放たれのさ」

田代:「そうだったんですね……!」

ウィル:「ああ、そうなんだ。それにしてもいい質問だね。ヘイ、マネージャー! 今の質問と答えをメモっておいてくれよ!! “Shackles Down” 気に入ったから他のインタビューでも使わせてもらおう(笑)」


というわけで、SPに取り押さえられるどころか、世界的ハリウッドスターに確実なインパクトを残して記者会見は幕を閉じた。それにしても、まさかあのウィル・スミスをも感心させてしまうとは……! ディズニーマニアのピュアハートは世界に通じる……のかもしれない。

とにもかくにも、ウィル・スミス演じるジーニーが縦横無尽に駆け回る、映画『アラジン』は最高オブ最高だから、ぜひとも劇場でご覧になっていただきたい。映画『アラジン』は6月7日公開だ。

参考リンク:映画『アラジン』
Report:P.K.サンジュン
Photo:© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved. / RocketNews24.
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▼映画『アラジン』のレビュー記事はこちらをどうぞ。マジで最高だから。

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▼ディズニーマニアが次に巡り合うのは果たして……? 乞うご期待。

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