誰もが認めるお洒落カフェのトップである「スタバ」。しかし当然世の中には、好きな人もいれば苦手だという人もいる。苦手な人達の理由は様々で、「お洒落過ぎて嫌」「注文がまるで呪文のよう」「値段が高すぎる」など、スタバ自体に否定的であることも多い。

一方で、「スタバのドリンクは甘すぎて飲めない」という、単に味が苦手な人もいる。私自身も甘い系のドリンクが苦手で、スタバに行ってもブラックコーヒーやカフェオレ等、スタバでなくてもいいような商品しか頼めない。このことをスタバ店員の友人に相談したら、とあるメニューを紹介されたので、実際にそれを頼んでみた。

・ナイトロ コールドブリュー ムース フォーム ダーク キャラメル

私が紹介されたメニューとは、まるで呪文のような商品名の「ナイトロ コールドブリュー ムース フォーム ダーク キャラメル」である。この「ナイトロ コールドブリュー」というのは14時間かけてゆっくりと水で抽出したコーヒーに、窒素ガスを加えたもの。水出しすることで香り高い風味が引き出され、窒素ガスを加えることで、まろやかな口あたりとクリーミーな味わいが生まれるそうだ。

スタバ店員の友人曰く、この商品はキャラメルのムースを使用しているので、ビター好きの人でもほんの少しの甘さを楽しむことができ、なおかつスタバにしかないドリンクなのでオススメなのだという。

・窒素とコーヒーのグラデーション

実際に注文してみると、ビールサーバーのような蛇口式の機械でコーヒーをいれてくれた。店員さんが「層になっていくのが、このコーヒーは綺麗なんですよ」と教えてくれ、見れば窒素の泡はグラスの上へ、コーヒーは下へとさがっていく。そのためグラデーションができあがり、確かに綺麗な層になった。

コーヒーをいれ終わると、その上にキャラメルのムースを乗っけていく。さらにその上から、エスプレッソパウダーを振りかければ、「ナイトロ コールドブリュー ムース フォーム ダーク キャラメル」の完成! スタイリッシュでかっこよく、お洒落な見た目をしている。


・飲んでみた

最初の方はムースしか口に入らなかった。初めて飲んだので、飲み方の正解は分からないが、これではふわふわでほろ甘な、キャラメルムースのことしか分からない。なのでスプーンで少しかき混ぜて、下のコーヒーへもアプローチをはかる。しかしそれでもムースの層は崩れず、層の分厚さを再確認させられた。

・コーヒー部分に到着

諦めてムースだけを飲んでいたら、しばらくしてムースに隙間が空き、コーヒーを飲めるようになった! コーヒーはやはり香りが凄く良い。すっきりとしたビターで、窒素が入っているせいなのか、ビターでも口当たりはまろやかに感じる。ムースだけでは美味しさがいまいち伝わらなかったが、コーヒーと一緒に飲めばとても美味しい。

そのまま最後の方まで飲みすすめていくと、ムースが残って甘さが一気に増した。飲めない程の甘さではなかったが、ビター強めの方が個人的には美味しく感じた。甘いのが全くダメという人は、このムースでも受け付けないかもしれない。

・ビター好きでも飲める甘さ

私の場合、スタバの甘い系の飲み物は気持ち悪くなってしまうため、頑張っても半分くらいしか飲むことができない。そんな私が、最後まで飲み切ることが出来た。甘さがあったものの、とても控えめだったからだ。個人差はあると思うが、これくらいの甘さなら飲める人は多いと思う。

しかし「ナイトロ コールドブリュー ムース フォーム ダーク キャラメル」は店舗限定で、東京ですら14店舗しかない。スタバ店員の友人によると、特殊な機械を使っているためまだ全国的には少ないのだという。甘い系が苦手な人にとって、スタバはまだまだメニューの幅が狭そうだ。

参考リンク:スターバックス® ナイトロ コールドブリュー ムース フォーム ダーク キャラメル
Report:mai
Photo:RocketNews24.

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