おそらく日本人は、何事も自分1人で抱え込みがちな国民性なのだろう。ありとあらゆる場面で「自己責任」が問われるし、幼い頃から「他人様に迷惑をかけてはいけない」と教育される。それ自体は間違ったことではないと思うが、時には誰かに頼ることも必要なハズだ。

例えば、Twitterで公開され大きな話題を呼んだ『うつ病(その他の精神疾患)の家族の介護をされている方へ』を読むと、誰かに頼ることの大切さがよくわかる。いつかその時のため、ぜひご一読いただきたい。

・誰にでも起こり得るできごと

漫画『うつ病(その他の精神疾患)の家族の介護をされている方へ』を公開したのは、漫画家の「小日向まるこ(@MARU_CO_415)」先生である。2019年5月末にTwitterに投稿された同作は、2万2000リツイート以上を記録するなど大きな話題を集めた。

こちらの漫画は、小日向先生自身に起きた出来事が元ネタのノンフィクション作品であり、それだけに説得力やリアリティがハンパではない。しかも「家族の介護」という誰にでも起こり得るシチュエーションだけに、他人事とは思えない人も多いことだろう。

・1人で面倒を見ていた

さて、小日向先生のお母様がうつ病を発症したのは約8年前のこと。詳細については割愛するが、小日向先生は約1年半前までお母様の面倒をほぼ1人で見ていたという。もちろん、家族が家族の面倒を見るのは当たり前の話でもあるが、小日向先生の言葉を借りれば、


「心を病んだ人と1日中一緒にいるのはなかなかのストレスでした」


……とのことである。繰り返される うつ病による様々なトラブル、そして修羅場──。やがて限界を感じた小日向先生は初めてお母様と距離を置いたのだが……結果的にコレが吉と出る。果たして、うつ病や精神疾患の家族とどう向かい合うべきなのか? 詳細はぜひご自身の目でご確認いただきたい。








なお、漫画の中では「精神健康福祉士」とあるが、正しくは「精神保健福祉士」だそう。また障害区分と介護認定が混合しており、正確には障害支援区分は区分1〜区分6、要介護認定は要支援1〜2要介護1〜5となっているとのことである。

とにもかくにも、ヘルパーさんのセリフ「家族だけの介護は3カ月が限界」これが全てを表しているのではなかろうか? いざ自分がその立場になったとき、他人様に迷惑をかけるとは思わず、ぜひ今回の漫画を思い出して参考にして欲しい。

参考リンク:Twitter @MARU_CO_415
マンガ:小日向まるこ , used with permission.
執筆:P.K.サンジュン

▼漫画はこちら。

▼いくつか補足も。

▼小日向先生の単行本「アルティストは花を踏まない」も絶賛発売中だ。