早いもので3歳クラシックも第2戦、週末の5月19日には東京競馬場で80回目の優駿牝馬(オークス)が開催される。令和一発目の今年は、フルゲート18頭の乙女たちが2400メートルの過酷な距離に挑む。

過去10年を振り返ってみると、昨年のアーモンドアイをはじめ、シンハライトやブエナビスタなど1番人気が順当な結果を残している傾向にあるオークス。ここ数年だと「荒れない」が定着しているが、今回はそう言い切ることはできない。

・絶対的な人気馬不在

なぜならば、今年は桜花賞を制したグランアレグリアがNHKマイルカップに進んだことで混戦ムード。そして桜花賞で1番人気に推されながら4着に敗れた2歳女王・ダノンファンタジーも、距離不安がささやかれており大本命になるとは言いがたいからだ。

人気はバラけると予想され、ガッチガチの決着とはならないだろう。そこで狙うはヒモ荒れ。3着に人気薄が突っ込んでくることを期待する。本命はこれまで3戦3勝のラヴズオンリーユー。前走の忘れな草賞で圧勝した強さは底知れず、しかも同レースはオークスとの相性もいいことを考えたら「鬼に金棒」というやつである。

・天才「D・レーン」の過剰人気

てな感じで本命が決まったのはいいが、代わりに切る人気馬を決めなければいけない。で、その対象はフラワーカップを勝ったコントラチェックだ。鞍上のレーン騎手はルメール騎手の騎乗停止でチャンス到来している上に、G1も勝利と絶好調ではあるが……

過剰人気になることも否めない。また、日本人騎手からしても2週連続でG1勝利……来週にはサートゥルナーリアのダービーが控えていることもあって、アッサリ勝たせるわけにはいかないだろう。レーン包囲網が発動するかも!?

そして理由はもう1つ。コントラチェックは逃げて結果を残してきた馬というのがどうも気になる。枠こそ2枠3番で理想とも言えるが、最内に逃げ馬のジョディーが入ったことで暗雲が立ち込める。また、仮に先頭に立つことができたとしても府中の2400メートルを逃走するのは至難の業だ。よって、切る。

・人気どころを押さえながらヒモ荒れ狙い

では2着候補はどうするか、そこは過去すべて3着以内と堅実なクロノジェネシスを確保しておきたい。スローだろうがハイペースだろうが対応している強みもあるし、半姉のノームコアが衝撃のタイムで府中の高速馬場を走破したことを考えたら、妹も期待できるのではないだろうか。届かず2着という未来を予想するけど。

てなワケで、記者はラヴズオンリーユー → クロノジェネシス、そこから全頭に流す。出費は小さく、バックは大きめを希望……ヒモ荒れからひと儲けを狙っていい。ダービーまでに軍資金が欲しいところだが、結果は果たして。

・【追記(結果)2019年5月20日11:45更新】

とった……と思ったが、2着にカレンブーケドールが突っ込んできてダメでした。ラヴズオンリーユー → カレンブーケドール → クロノジェネシスと結果は惜しくてもハズレはハズレ。お次は日本ダービー……ここだけは絶対にとりたい!

参照元:JRA公式サイト
予想:マンバくん万馬券原田
イラスト・執筆:万馬券原田
Photo:RocketNews24.

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