つい最近、大阪発祥のタマゴカツサンドを知ってしまった私(佐藤)。タマゴ焼きをカツレツにする発想自体が私のなかになく、なおかつそれをサンドイッチにするなんて……。食べるまでは頭のなかに「?」が浮かんでいたのだが、食べてみたら「なぜ今まででなかったのか?」と、疑問そのものが逆転してしまった。

東京でもアノ味を楽しみたい。そう思って調べてみたところ、東京にもあった! しかも、サンドイッチではなくハンバーガーとしてタマゴカツを提供しているのである。これは食ってみたい!

・高田馬場のお店

そのお店「はんばーぐますお」は、東京・高田馬場にある。JR高田馬場駅の戸山口から徒歩約3分のところだ。


メニューを見ると、お店の売りはやはりハンバーグ。


A5黒毛和牛を使ったハンバーグメニューが充実しており、タマゴカツを使ったサンドイッチ、ハンバーガーの提供は時間曜日限定。注文できるのは、平日の14~18時。そして土日祝となっている。タマゴカツサンドはドリンク付で700円。ハンバーガーはドリンク付で800円。


・一見フィッシュバーガー

実際にハンバーガーを注文してみると、たっぷりのポテトまでついている。これは結構お得かも。ファストフードのセットメニューでも、内容によっては1000円近くするなかで、ドリンクとポテトがついて1000円でお釣りがくるのは嬉しい。


主役のハンバーガーはパッと見た感じ、フィッシュフライバーガーのように見える。


トッピングは、チーズにアボカド。それにケチャップとマヨネーズを合わせたオーロラソースがたっぷり。大阪帰りに新幹線の車内で食べたタマゴカツサンドは、濃厚な “どろソース” が使われていた。オーロラソースはタマゴカツに合うのか?


・この味を知らない人生

半割りにしてみると、カツの中身はたしかにタマゴ。分厚いタマゴ焼きは、しっかりとした衣をまとっている。食べてみると、カツのサックリとした食感が印象的だ。ザックリとした歯ごたえがしたあとに、タマゴの柔らかい甘さが口に広がる。


新幹線の車内で食べた、作り置きのサンドイッチとは違い、このハンバーガーは出来たて。したがって、衣の歯触りが心地いい。硬めのバンズとの相性も良い。タマゴ焼きは、揚げることでポテンシャルが2倍も3倍も上がるようだ。そんなことを今まで知らずに生きてきたとは……。今になってとても損していた気分になる。


もはや、タマゴカツを知らない世界には戻れない。身近な食材でありながら、こんなにまで知らないことがあったなんて。何でもっと早く知ることができなかったんだ……。


・令和はタマゴカツの時代

おそらく、令和元年。つまり今年は、タマゴカツバーガーの時代が来るのではないだろうか。そのうち、大手のハンバーガーチェーンも、これに似た商品の販売を行う可能性も十分に考えられる。その前に1度このお店に来て、予習をしておくべきだ。タマゴカツバーガーはマジで侮れないぞ!

・今回訪問した店舗の情報

店名 はんばーぐますお
住所 東京都新宿区高田馬場1-29-6野菊ビル1F
営業時間 11:30~23:00(タマゴカツサンド、タマゴカツバーガーの提供は平日14~18時、土日祝)
定休日 なし

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

日本、〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1丁目29−6 野菊ビル1F