イタリアといえば、サッカーや世界遺産にファッション、さらに男が秒速でナンパする文化などといったイメージがあるが、忘れちゃいけないのが「グルメ」だ。何しろ、イタリアには美味しいものが盛りだくさん。ピザにパスタ、ティラミスなど、もはや日本でもおなじみのものだって少なくない。

米料理だと「リゾット」があるが、今の時代はわざわざイタリア料理店に行かなくても本格的なものを食べられる。しかも、冷凍食品でありながら質の高い商品だってあるのだ。そう、例えば今回ご紹介する「ポルチーニ茸のリゾット」のように。

・ピカールのリゾット

購入したのは、フランスの冷凍食品専門スーパーマーケット「Picard(ピカール)」のもの。一般的な商品より価格の高い商品が多いが、同店のものはその分ウマくて都心を中心に店舗増加中。これまでいくつか商品を試してきたが、高いだけに実力も兼ね備えたものがほとんどだった。

そして今回の「ポルチーニ茸のリゾット」も例外でなく、1059円となかなかの値段だ。心なしか袋もオシャレで、すでにウマいオーラが出ているのは気のせいじゃない。なんとなくだが、食べなくてもウマいのは分かるっ……!

・高いだけにモノがいい

といいつつ、しっかり食べて味を確かめるのだが、結論からお伝えするとベリグ(ベリーグッド)である。まず内容量が500gと申し分ないこと。それに加えて、調理方法もフライパン、レンジ、鍋と3つ選べた。より美味しく作るチョイスができるだけでなく、ササッと食べたい人のニーズにも応えている。

ちなみに、料理が苦手で手っ取り早く食べたい記者はレンチンを選択。袋から中身を取り出すと、ゴロンゴロンと灰色の物体がいくつも出てきた。ポルチーニ茸かなとも思ったが、加熱したら溶けてルーシー(汁)になっていた。なるほど、これらを混ぜたらリゾットの完成というわけか!

ルーシーが固形だから量も調節できそうだし、これまでありそうでなかった感じが海外の商品らしくてまたグッド。実際に混ぜるとポルチーニの匂いがしっかり漂ってきたし、あとは味がよければ……てことで一口食べてみたら……

濃いめの味つけがドンピシャで美味しいのなんの。香りよければ味もよし。とてもレンチンだけで作っているとは思えず、イタリアのシェフと称して店を出してもイケるんじゃないかとさえ錯覚するようだった。これはお金があればリピ買いあり!

・贅沢したいときに

他にもポルチーニ茸がしっかり入っているし、きちんとイタリア米を使用しているあたりも抜かりなかった。正直、冷凍食品に1000円以上なんて……と思っていたが、値段の分は価値あるなという印象だった。贅沢なイタリアンを自宅で食べたい人にオススメだ。

参考リンク:ピカール「ポルチーニ茸のリゾット」
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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▼原材料。ちゃんとイタリア米!