ブレイク前夜だな……。え、何がって? バインミーですよ、バインミー。知らない? 数年前からジワジワと人気を集めているベトナム料理なのだが、ここ最近バインミーを扱う店が都内のみならず全国的に増えていて、もう今年は日本列島に「バインミー旋風」が巻き起こりそうな匂いがプンプンするぜッーーー!!

バインミーバインミーうるさいって? だが、予言しよう。近い将来、街の至るところに「バインミー」の文字が溢れた世の中が訪れるだろう……。つい最近も都内某所にバインミー専門店がオープンしたという情報をキャッチしたので、さっそく行ってきたバインミー!

ということで、降り立ったのは東京はJR恵比寿駅。歩いて1分ほどのところにある「エビス・フード・ホール」へと向かうと……

今回のお目当てのお店「シクロ バインミー」の看板を発見。3月27日にオープンしたばかりの新店だ。

シクロ バインミーは「エビス・フード・ホール」内に入って真ん中・左側にある。イキフン(雰囲気)がシャレオツ(お洒落)すぎて少し緊張してしまいがちだが、入ってみるとまあ、いわゆるフードコートだから浮足立つ必要はない。

・おすすめの「鶏・豚・海老バインミー」

注文したのは「おすすめ!」の旗が立っている……

……えーと、”なんとかバインミー” だ。肝心な部分がベトナム語(?)で書かれているので何と読むのかわからないが、とりあえず鶏・豚・海老が入っている。あと値段は700円だ。

注文をすると、フードコートでおなじみの呼び出しベルを受け取り、待つこと数分……ブルブルッ! と震え出したので注文したバインミーを受け取る。

めちゃエエ匂いするやん! テンション上がると、エセ関西弁が出る悪い癖が出てまうわ。

写真や文章では伝わりにくいが、この時点でものすごいエスニックな甘じょっぱくて香ばすぃ~匂いを醸しだしている。具材もガッツリ。コレがバインミーかぁ~。

・What’s「バインミー」?

ここまで当たり前のようにバインミーという言葉を連発しているが、一体なんなのよ? という人のために簡単に説明すると、フランスパンにお肉やシーフード、野菜、そしてパクチーなどをはさんだサンドウィッチである。フランス植民地時代のベトナムで両国の食文化が融合した結果、生まれたという。今ではベトナム人の国民食なんだとか。へぇ~!

・美味すぎて笑ってしまう(笑)

お勉強はこのぐらいにしてかじりついてみると、まず焼き立ての香ばしいフランスパンがパリパリッ! 正直、この時点で美味い(笑)が、欲望のままにそのまま中の具材をガブーッとむさぼると、甘じょっぱい匂いの根源だった鶏肉やら豚肉、海老の旨味が混然一体となって口の中に広がる。

「あっ美味っ……(笑)。てか、コレ絶対に流行るやん!」直感的にそう思った。美味しすぎて笑みがこぼれるほどだ。パクチーなどの香草や野菜も入っているから後味もサッパリ!

しかし「国民食」というと、我々日本人でいうところのカレーやラーメンだろうか。つまり「絶対に美味い&国民みんな大好き」な食べ物だが、ベトナムさん、おたくの国民食もよっぽど美味しいんだろうね~と疑ってかかっていた。結果、よっぽど美味しかった。ごめんなさい。

・写真ではわからないが「意外にアツアツ」だった

サンドウィッチと聞くと、なんとなく「冷えた食べ物」を想像する人もいるかもしれない。だが、意外にも今回食べたバインミーは「アツアツ」だった。先述したように外のパンは焼き立て、中の具材も調理したてだから温かくて美味しい! お店によると、提供している他のバインミーも多くが温かいものだそうだ。

「今日は肌寒いから温かいモノ食べよっと。バインミー? サンドウィッチは冷たいから無し!」そうやって食事の選択肢から外されている可能性があることを考えると、非常にもったいないと思った次第だ。

・日本よ「バインミー元年」に備えよ!!

冒頭でもお伝えしたが、バインミー専門店がいま全国的に増え始めている。筆者が調べたところ、ベトナム料理店はもちろん、ベーカリー店やバル、フードトラックなどでも扱っていたりするようで、今年のグルメ界は新しい時代の幕開け「バインミー元年」が訪れるかもしれない。食べたことがないという人は、騙されたと思って一度トライしてみてほしい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 シクロ バインミー(CYCLO Banh mi)
住所 東京都渋谷区恵比寿南1-1-9 岩徳ビル1F
時間 11:00~22:00(今後オープンが早くなる可能性あり)
休日 年末年始(基本なし)

Report:ショーン
Photo:RocketNews24.

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