スパ! ルカだ。マサイ族の戦士・ルカだ。人間、生きていれば、糞もヒリ出すし屁も放つ。つい先日、野糞におけるマナーについて記事にしたが、今回はもっと身近な「屁(オナラ)」について、マジメに講じたいと思っている。

まず、もし、「動物だらけのワイルドな環境にいるマサイ族の屁は、ワイルドなサウンドに違いない」と考えている人がいれば、今すぐ考えを改めたほうが良い。いいや、確かに体調次第ではワイルドっ屁をするかもしれない。だが……


それは1人の時だけだ……。


どれだけ我々が大便の時にプライバシー、ならびに “まわり(他人)への配慮” を考えているのかについては、先述の野糞記事を読んでもらえれば理解できるかと信じているが、ドッカーンと爆音の屁をこくのは1人の時だけ。


ただし、人間、失敗もする……。


もしも事故的に、人のいる場所で「プゥ……」と音ありの屁をこいてしまった場合は、潔くミスを認めて、「ポレ(失敬)」と謝る。屁の音で気分を害した人もいたかもしれない。マナーを犯してしまったことを恥じての謝罪である。

ということで、忘れないでほしいのは、ワイルド極まりないマサイの世界であっても、「人前で音のある屁をこくことはマナー違反」であるということ。そこを勘違いしてマサイの村で堂々と爆音の屁をしたら大恥かくから要注意だ。


しかしながら、我慢はよくない……。


出ようとする屁を我慢したら、そのうち引っ込むだろうけど、身体にはよくないと思われる。身体が「出したい」と言っているのだから、それに従ったほうが良いに決まっている。だが、自分の周りには人がいる。そんな時は……


すかせ……。


つまるところ「音が出なければOK」だ。この話をしたところ、日本人のサムライでもあるゴー(羽鳥)は、「オレはすかしっぺを認めない! 卑怯者のやることだ!」と烈火のごとく怒っていた。しかし、オレはそうは思わない。


すかしっぺは、ニオイがするだけ……。


たしかに、そのガス(屁)の発生源あたりは臭いかもしれないが、マサイの世界は屋外も屋内も風通しが良い。そもそも家はウンコでできているし、家の周りには家畜がいる。それに比べたら、人間の屁の香りなんぞ屁のようなものだ。

長くなってしまったが、結論としては「マナーを守れ」ということだ。TPOを意識して、屁も「音アリ / ナシ」をコントロールせよということ。そして、無理はせず健康的(ヘルシー)に生きろことだ。ちなみに屁はマサイの言葉(マー語)で「エンジカティ(Enjikati)」という。オレセリ!

Report:ルカ(マサイ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼屁、マー語辞書にも追加しといたからな