私(佐藤)は作業着が好きだ。作業着専門店の「ワークマン」にはシーズンごとに行き、結構な頻度で新商品をチェックしている。この冬は、着圧インナーの「ヒートボディジップハイネック」に大変お世話になった。機能性が高いのに低価格。良い買い物をしたと感じている。

さて、そんな作業着好きの私がここのところずっと気になっていたのが、スーツに見える作業着「ワークウェアスーツ」である。実物を1度見てみたい。何なら1着買っておきたい。ということで、期間限定ショップに行ってみたところ、無事に購入することができた。これが作業着!? と思うカッコよさに驚くと同時に、その価格にもビビったでござる!

・原宿で売っている作業着

ワークウェアスーツはネット販売がメインなのだが、全国の三越伊勢丹で期間限定ショップを展開している。東京・原宿のABAHOUSEでも、2019年3月8~24日まで、店内の一部で展示販売していることがわかり、さっそく行ってみた。


この店舗では、ワークウェアスーツのデザイナーモデル「YZO」の取り扱いを行っている。そんなことをまったく知らずに店舗を訪ねてしまった……。


・作業着を買って帰る

とにかく買って帰りたい。その気持ちだけでお店を訪ね、サイズ合わせのための試着を行い、秒速で購入して帰った。まさかこの紙袋に作業着が入っているとは、原宿の若者たちは1ミリも気づかなかっただろう。


・高い機能性

作業着がスーツに見える必要があるのか? と思う人もいるかもしれないが、作業現場でもフォーマルな装いを求められることはある。たとえば、分譲マンションや高級住宅地の施工を行う現場監督は、現場作業に立ち会いながらも施主と接する機会も少なくない。多少なりとも小綺麗な身なりの方が、印象が良いのである。

この作業着はフォーマルなデザインでありながら、高い機能性を備えている。「ソロテックス」という繊維を使用しており、快適な着心地と、優れた形状回復性を持つ。なおかつ軽くて丈夫、毎日洗濯しても傷みにくいのだとか。カッコよくて高機能な作業着なのである。


・アンクルストレートのパンツ

私は上下1着ずつ、同色のものを購入した。パンツはアンクルストレート。くるぶしのところまでスッと真っすぐに線が伸びている。


ベルトループのところには、キーホルダーをかけるフック。スケール(メジャー)とかかけられて便利そう。


左後ろのポケットにはジッパーがついている。


右腿にも縦長のジッパーポケット。こういう隠れた収納が地味に嬉しい。


・ジャケット

ジャケットはカラーバイピングのブルー。かすかに艶感のある黒色だ。


黒地に青のラインが映える。


胸ポケットもジッパー付き。激しい動きでものを落とさないための配慮がうかがえる。


フロントポケットはフォーマルな雰囲気を残している。普段着としても十分着こなせるだろう。


・着心地最高!

実際に着てみると……



いい! とてもいい! 肌触りがサラリとしていて、これからの汗ばむ季節は快適に過ごせそうだ。そして軽い。しっかりとした設えのスーツのように見えるけど、着た感じに重さが全然ない。


街に出てみると、景色に自然と調和する。まさかこれが作業着だなんて、誰も信じないだろう。


しかしこれは紛れもなく作業着だ。ワークウェアスーツ、その名が「力仕事をしろ」と言っているような気さえしてくる。


・お値段はなんと!!

さて、この商品はいかに作業着の常識を打ち破ったか理解してもらったところで、肝心な価格の話をしよう。私は後から気づいた。ここで購入した商品がデザイナーモデルであるということを。そのお値段は……パンツが…………



税別1万9800円!!!!


ジャケットが………………



税別2万7800円!!!!


た、た、た、たた、高い……。高すぎだろ……。

なお、下位モデルはジャケットが税別1万6000円・1万8000円。パンツが税別1万2000円となっている。これらの下位モデルは現在品薄状態とのことなので、欲しい人はしばし待つことになりそうだ。ついでに言うと、先のデザイナーモデルにはさらに上位があって、税別5万8000円のもあるってよ!


参照元:ワークウェアスーツ
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24