そのトイレは、かなり遠くからでも分かった。なにせ外観が超カラフル。「絶対アレでしょ!」と思いながら近づいて行ったら、やっぱりそうだった。
「アートトイレ1号」。豊島区のホームページでそのように紹介されているトイレは、めちゃくちゃ目立っていた。一般的な公衆トイレとは、外観が明らかに違う。
だがそれも当然。このトイレ、壁画アーティストが「絵の中に入って遊べる壁画」をコンセプトにデザインを作成したという。
そんなトイレ、中はどうなっているのだろうか? 気になって、トイレが設置されている池袋公園までやってきた私(和才)。いざ、扉を開けると……
印象を簡単に言うならば、温かさを感じさせるトイレといったところだろうか。一見ごく普通の公衆トイレなのだが、どこかホッコリするのだ。例えば、ベビーチェアーとおむつ交換台がダブルで設置されている点。
これが商業施設にあるトイレだったり、有料のトイレなら分かる。ダブル設置を見ても特に何も思わないが、この「アートトイレ1号」は公園にある無料の公衆トイレなのだ。
・天窓がもたらす解放感
それから見逃せないのが天窓。太陽の光が入ってくることで、適度な解放感を感じながら用を足せる。最高だ。
ただ、清潔感という点では、さすがに日本の有料トイレほどではなかったのも事実。しかしながら、それを補ってあまりある温かさが、この公衆トイレにはあるような気がする。
念のために言っておくとか、何も私がこのトイレを不潔と思ったわけではない。むしろ、扉が開いた瞬間「公衆トイレなのに割とキレイ〜」と感じた。あくまで、有料トイレと比べたらの話だ。
むしろ、こんな公衆トイレはもっと増えて欲しい……。
・また使いたい
そう思ってトイレを出ると、「どなたでもご利用できます」という文言からも どこか優しさを感じるから不思議だ。
なお、調べるとアートトイレは他にもあり、内壁がラッピングされているところもあるらしい。そのトイレも使ってみたいなぁ。
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称 アートトイレ1号
住所 東京都豊島区池袋4-22-9(池袋公園内)
参考リンク:豊島区、としまSCOPE
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
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▼ウォシュレット(温水洗浄便座)は無かったけれど……
▼天窓があったり……
▼色々あって……
▼どこか ”温かさ” を感じさせるトイレだった
▼なお、上の個室の他に……
▼男性用(小)のトイレもあるぞ