かつては一斉を風靡したお持ち帰り寿司チェーン「小僧寿し」。筆者も幼い頃、家族で食卓を囲んで同店の寿司を食べた記憶がある。

しかし時代は変わって、スーパーや回転寿司店で気軽に寿司が食べられるようになり、気づけば「小僧寿し」の店舗はめっきり減ってしまった。そこで今回は、久しぶりに同店の寿司を食べてみたいと思う。さあ、いま「小僧寿し」の寿司はどんな味がするのだろうか。

・「小僧寿し」と「スシロー」のテイクアウトを購入

足を運んだのは、北海道内にある「小僧寿し 野幌店」だ。1人前用のメニューを見てみると、最も安価なセット『なぎさ 8貫』が税込490円。高価なセット『特上11貫』が税込1400円となっていた。ちなみに店舗によって内容は異なるとのことである。

1貫あたりの平均価格をざっと計算すると税込60円~130円程度。特別高くもなければ安くもない価格設定だ。そして購入したのは『なぎさ 10貫(税込590円)』。注文から5分かからずに出来立ての寿司を受け取ることができた。

続いては、前述の「小僧寿し 江別店」からほど近いところにある「スシロー江別店」に来店。小僧寿しよりも50円安い『スシローセット 10種(税込540円)』を比較対象として購入した。混み合っているためか、注文から持ち帰るまでにかかった時間は20分程と長めである。

・どちらも同じくらいのクオリティー

まずは内容を比べてみよう。まずはスシローだが、まぐろ・はまち・えび・ほたて貝柱・いか・焼とろサーモン・たまご・えんがわ・軍艦ねぎまぐろ・いくらとなっている。老若男女問わず人気のありそうなネタが盛りだくさんだ。

そして小僧寿しは、まぐろ・いか・サーモン・甘えび・たまご・しめ鯖・たこ・えび、ねぎまぐろ、とびこだ。北海道民にとっておなじみの甘えびなど、定番のネタが揃っていてこちらもウマそうである。


さて、気になるお味はどうか? 食べ比べてみると……


ほぅ、なるほど! ネタの鮮度やシャリの食感に大きな違いは無く、同じくらいのクオリティーというのが正直なところである。強いて言えば、スシローの方がマグロに水っぽさが無く、旨みが凝縮されているような感じがした。

その他、赤酢を使っているためかスシローの方がシャリの味がマイルドだったが、どちらがウマいと感じるかは人それぞれだろう。また、筆者の個人的な意見としてはスシローのネタのラインナップの方が好きだが、これも人によって意見が分かれるところだ。

・コスパの良さで見れば「スシロー」だが「小僧寿し」も便利

コスパの良さでみれば50円安いスシローに軍杯があがるが、フラッと入ってもすぐ寿司を買えるという点では小僧寿しも便利である。寿司が食べたくなった時、小僧寿しに立ち寄ってみるのもアリだな……久しぶりに小僧寿しの寿司を食べてみてそう思った。

参考リンク:小僧寿しスシロー
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.

▼小僧寿し「なぎさ 10貫」

▼まぐろ

▼いか

▼サーモン

▼甘えび

▼たまご

▼しめ鯖

▼たこ

▼えび

▼ねぎまぐろ

▼とびこ