マサイ族はオシャレである。アクセの使い方や民族衣装の着こなしっぷりも見事だし、いわゆる “洋服” に身を包んだ「よそ行きスタイル」もキマってる。スタイルが良いので何を着てもキマるフシもあるが、どれだけオシャレなのかは、過去の「マサイ通信」を見てもらえれば一目瞭然であろう。

そんなオシャレ番長のマサイ族に、私の洋服をコーディネートしてもらったらどうなるのか? ということで、マサイ族と一緒にケニアの洋服屋さんに行ってみた〜!

私のためにコーディネートをしてくれるオシャレ番長は、ライオンに1勝したこともあるマサイ族の戦士・ルカである。マサイ通信でもたびたび登場するマサイ族だらけの町「キマナ」に一緒に行ってコーデしてぇ〜と頼んでみると……


ルカ「えっ、キマナ!? 準備するから少し待って!


──と、すぐさまカジュアルな洋服に着替えたルカ。さすがはオシャレ番長、ぬかりない。これを日本に置き換えるならば、「地元ではスウェットで歩き回るけど、街に行くときはオシャレな服に着替える」とった感覚なのであろう。

そして道なき道をゴトゴトと……

普通の日本車で進むこと約1時間チョイ……

やっとこさキマナの町に到着した。ちなみに遠くの方に見えるデッカい山はキリマンジャロ山で、車で2〜30分ほど走ればタンザニアとの国境にたどり着く、ケニアの端っこのほうに位置する田舎の町である。

そんなこんなで、テクテクとルカについて行くと……

ルカ「ここがオレのオキニのブティックだ

──と、ルカご推薦の洋服屋さんに到着〜。ちなみに店名は「La’ Caro Classique」という。男モノ、女モノ、シャツにパンツにスカートに靴に帽子、ウィッグにヅラまで揃っている総合的なオシャレショップだ。

そんな店内をルカがグルリと見回したかと思ったら……

ルカ「これだナ

早い! 決断が早い!! ルカによると、「まず下はジーンズでキマリだ。マサイスタイルというか、オシャレなケニアンスタイルといえば細いジーンズなのさ」とのことで……

メーカーは不明ながら中国産。さらに……

ナイキっぽい「MIKE(マイク)」のロゴが刻まれていた。なお、価格は1200ケニアシリング(約1342円)だ。

続いては上着だが、ルカが選んだのはTシャツとポロシャツの2枚。しかしルカいわく、「どちらかを選ぶとすれば……

ルカ「エリ付きのほうがベターだろう……

──とのこと。え〜、なんか、オッサンくさいぞこれ……。ちなみにこちらも中国産で、よーく見ると……

「トミー ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)」のニセモノだった。なお、価格は800ケニアシリング(約895円)だった。意外と高い。


ともあれ、これらの上下を着てみたところ……


わぁ〜っ……

やっぱりオッサンくさい〜( ;∀;)

スタイルの良いマサイ族やケニア人が着たら、もっとスタイリッシュに見えるんだろうけど、私が着たら……

絶妙にダサいというか……

ぜんぜん似合ってない〜( ;∀;)


──ちなみに、ジーンズのはき心地は なかなかグッドだったので、その翌日も普通に着用していたのだが、なぜか片脚だけ……

ダニに食われまくっていた〜\( ;∀;)/

──てな感じで、当たり前かもしれないが、購入した洋服は一度洗ってから着用したほうが良いかと思う。現場からは以上です。オレセリ〜\(^O^)/

Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.