最近、行列ができる店といえば台湾のタピオカを思い浮かべる人は多いだろう。それもそのはず、次から次へと出店ラッシュ。特に都心だと争いは熾烈で、たとえ目と鼻の先に競合店があったとしても常に行列ができている状態だ。

もはや食は「女性客の多さ=人気のバロメーター」。そうとも言えるようになっているが、個人的には前から「アルテリア・ベーカリー」というメロンパン屋が気になって仕方ない。なぜなら同店はいつ見ても繁盛しており、中心街の好立地にある訳でもないのに混みまくっているのだ。

・都心を中心に展開するフランチャイズ店

「アルテリア・ベーカリー」は東京をはじめとする関東圏、関西、九州は福岡県にも展開しているフランチャイズ店。知っている人は知っているし、知らない人は知らないだろう──というのも、中心地にはあまり出店していない。

記者が初めてお店を見たのは、東京・練馬区江古田だった。学生街ということもあってか、女子大生と思われるお客さんが列を作っていたことで気になった。聞くところによると、清瀬市にある店舗も常に行列ができているらしい。そしてここのメロンパンは1日に4000個売り上げた実績もあるそうな。

・平日の午前に突撃

ど、どんだけウマいんだ……ということで、行列の実力を探るため当編集部から近い下落合店に行ってみたのが今回の話である。日時は平日の午前。下落合は新宿区内とはいえ、中心街から離れている。条件が条件だけに、さすがに行列ができているなんてことは……

なかった。まぁ、そりゃそうだよな。仕事、学校に行っている時間だもんなぁ。しかしながら、記者が滞在した数分の間で主婦と思われるお客さんが3人も来店。土地を考えるとスゴいことだし、休日とかなら人の流れが途切れないことになりそうだ。

・レンチンで復活する

で、プレーンメロンパン(200円※店舗によって価格は異なる)とキャラメルメロンパン(250円)、下落合の名物だと書いてあったラスク(370円)を購入。編集部に持ち帰って食べてみることにした。冷めてしまったから味が落ちる……と思いきや、ここのメロンパンはレンチンで復活させられる。何なら次の日でも美味しく食べられるという。

実際、寒い今の時期もあってか、編集部へと到着した頃にメロンパンは完全に冷めてしまっていた。しかし、レンジに入れて加熱したら……あらまぁ、なんということでしょう! 外はカリッとして中はフワッ……! な、なんぞコレ!!


ありそうでなかったメロンパンと言って伝わるだろうか。外がカリカリというのはあるかもだが、中のフワフワ感やモッチリ感はこれまでにないメロンパンだ。マジでウマいし自分だけで食べるか……とも思ったが、せっかくなので編集部メンバーにも分けることにした。すると……


「何コレ!」「超おいしい!」「メロンパンらしからぬ食感!」といった感じで大絶賛。確かに、甘さといい全体的に絶妙なバランス。女性が好きそうな味だし、1つでかなり満足感が得られるのも人気の理由なのだろう。なお、次の日に食べても美味しいのは、発酵や焼き方に理由があるらしい。

・納得のウマさ

アルテリア・ベーカリーのメロンパンは、一般的なものに少し金額を上乗せしたら買える価格なので手を出しやすいのも嬉しい。1日4000個の売れたのも納得でさすがのウマさ。そこらへんで売っているものとは一味……いや二味は違うので気になる人は一度食べてみることをオススメする。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 アルテリア・ベーカリー 下落合店
住所 東京都新宿区下落合1−16−7
時間 8:00〜21:00
休日 なし

参考リンク:アルテリア・ベーカリーHP
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼下落合店はラスクがウリらしく、確かにウマかった!

日本、〒161-0033 東京都新宿区下落合1丁目16−7