ドンドンドン! ドン~キ~!! ドンキッホ~テ~♪ というテーマソングでおなじみ、驚安の殿堂「ドン・キホーテ」。ドンキに行くと、とにかくこの曲が店内で流れているため嫌でも覚えてしまう。もう耳から離れまへんがな。

さて、流れている音楽のメロディーを検索し、それが何の曲か調べてくれる音楽検索アプリ「Shazam(シャザム)」に、シャザムが知らなそうな曲を聞かせたらどうなるかを検証するこの企画。今回のお題は、ドンキのテーマソングである!

・教えてシャザム先生

前回は新宿の街中でよく耳にするBGM、ネットカフェ「メディアカフェポパイ」のテーマソングをシャザムってみた私(あひるねこ)。その結果、スペイン語で歌われる謎の曲がヒットしてしまい、微妙に似ていて笑ったのは記憶に新しい。

果たしてシャザム先生は、ドンキのテーマソングの存在を把握しているのだろうか? そして、今回はどの国のどんな曲がヒットしてしまうのか? 期待を胸に、私はドン・キホーテの店舗へと向かった。

・ドンキの “あの曲”

よーし、さっそくシャザムしちゃうぞー! と思いきや、意外と流れていないドンキのテーマソング。おかしいな、無限ループだと思ったのに……。しばらくスマホ片手に店内でウロウロする。


そして数分後──。


キタキタキタぁぁぁぁああああ! あの曲キターーーーーー!! いくぜ、シャザム起動(オン)!

「思い立~ったら~いつ~だって~、ドン・キホーテで~待~ち~合わせ♪」

「ドンドンドン! ドン~キ~、ドンキ~!! ホ~テ~♪
ボリューム満点、激安ジャングル~~~~♪」

「激安ジャングル~♪」の直後に入る合いの手が「ジャングルだ~」だったことに初めて気付きつつ、シャザム先生の解析を待つ私。さあ、いよいよ検索結果が出たようです。今回もよく似た洋楽がヒットするのかな? ところが……。


え?

そこに表示されたのは、「ミラクルショッピング ~ドン・キホーテのテーマ~」というまさかの日本語タイトル。いやこれ本物じゃん! 普通に曲として登録されてんじゃん!! ていうか「田中マイミ」って誰だよ!

そう、驚くことにドンキで流れる “あの曲” は、田中マイミさんというアーティストによる一楽曲としてスポティファイなどで配信されており、アマゾンプライムでも聞くこともできたのだ。ドンキすげェェェェエエエエエエエ!

・社員の自作曲だった

さらに驚きなのは、この曲を歌っている田中マイミさんが、かつてドン・キホーテの幹部役員だったという衝撃的な事実である。ミュージシャンとしてデビューし、その後、正社員としてドンキに入社した田中さんは、創業社長からの依頼でこのテーマソングを制作したのだという。

現在は退社し、新たな会社を経営している田中さん。それにしても、いくら元ミュージシャンとは言え、あの超有名曲が社員による自作のもので、さらに歌っているのも社員本人とは……。さすがドンキと、思わず唸ってしまうようなエピソードである。

・すごいぞシャザム先生

前回とは打って変わり、完全ノーボケでその博識さをいかんなく発揮したシャザム先生。やはり神アプリとしか言いようがない。次はどんな反応で我々を楽しませてくれるのだろうか? 乞うご期待。

参照元:ShazamAmazonフューチャービジョン・ラボ
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.