ローソンストア100にて、本日2019年2月6日から始まった新キャンペーン「シビれる辛さフェア」。流行りの花椒(中国の山椒)を使用してシビれる辛さに仕上げたおにぎりやサンドイッチなど、全7品が販売されるという。なるほどなるほど……。

この際ハッキリ言ってしまおう。このキャンペーンについて辛いとか辛くないとか言っているヤツは、ローソンストア100の何たるかを分かっていない。そうじゃないんだ、よく見ろ。新商品の一つ『シビれる辛さの麻婆チキンカツ丼』の圧倒的ラフさを……! これだよ、これがローソンストア100なんだよ……!!

・本日発売

雨が降りしきる東京・新宿。最寄りのローソンストア100に駆け込むと、辛さを全面に押し出したPOPと共にキャンペーン商品が並んでいる。その中で一際ボリューミーなのが『シビれる辛さの麻婆チキンカツ丼(税抜350円)』だ。

「白いご飯の上に山椒や辣油などでシビれる辛さに仕上げた麻婆ソースをかけ、大きなチキンカツを丸ごと1枚乗せました」と語るローソンストア100。実に良い、最高である。サラリと書いてあるが、チキンカツ丸ごと乗せちゃったのかよ!

・安定のラフプレイ

麻婆丼だけでも十分なのに、そこにチキンカツを乗せるという男の料理感。そう、茶色の上に茶色である。彩りなんて関係ねぇ。そんな強い意志と雑さを感じずにはいられない。盛り付け? カツを切って麻婆の上にそのままボンと置く! 以上だ!! とでも言いたげではないか。

そもそも『麻婆チキンカツ丼』というくらいだから、本来ならチキンカツ丼の上から麻婆ソースをかけるべきだろう。しかし、それはローソンストア100のあるべき姿ではない。そんな小綺麗なマネはローソンにでも任せておけ。この武骨なまでの飾り気のなさこそ、ローソンストア100の魅力なのだ。

・思ったよりも辛い

ルックスばかりに気を取られてしまった。肝心な味についてだが……普通に辛い。思った以上にビリビリくる。付属の山椒を加える前からすでに舌が痺れているようだ。水を飲むと甘く感じるぞ。これが「麻」か……。あれ? ローソンストア100、けっこうガチじゃね?

ただチキンカツの存在意義については、いまいちよく分からなかったというのが正直なところ。「麻婆丼だけだとボリューム的に微妙だろ? だから俺が来た」くらいの雰囲気である。よし、お前はそれでいいや。ちなみに一緒に食べても普通に辛かった。

・次も期待

ローソンストア100としては辛さを前面に押し出そうとしたのだろうが、結果的に違うところが目立ってしまうあたり、さすがローソンストア100としか言いようがない。期待を裏切らない仕事ぶりだ。まさに「そこにシビれるあこがれるゥ!」というヤツである。

参考リンク:ローソンストア100
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.