年に1度のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」が、2019年1月23日~29日(一般会期)からスタートした。これはもう、絶好の血迷いイベントである! 普段はコンビニのチョコレートで満足している私(佐藤)が、有名ショコラティエが集結するチョコレートの祭典に行って、血迷わない訳がない!

ということで会場に行って、軽い気持ちでアーモンドチョコを買ったところ、衝撃を受ける事態となった!

・お店の相場

サロン・デュ・ショコラは三越伊勢丹が毎年この時期に開催するチョコレートの展示即売会である。今回はチケットに時間指定を設けており、場内は比較的スムーズに行き来できる状況だった。新宿伊勢丹の催事場で開催している時は、マジですし詰め状態でヤバかったのである。


場内をひと通り回ってみたところ、大体どこのお店も6~9ピースの箱入りチョコを、2000~3000円で販売している印象を受けた。もちろん、高額な商品を揃えているお店もあるが、それでも5000~1万円台で収めている感じ。


・アーモンドチョコの思い出

そんななかでも、価格のインパクトが強かったのが、パトリック・ロジェのアーモンドチョコレート(商品名「アーモンド」)である。


私が知っているアーモンドチョコは明治の商品だ。1箱が200円しないくらいの価格の、白地に赤を配したデザインが印象的なアノ商品だ。子どもの頃のおやつのなかでは高級な部類だった。「アーモンド」という食べ物の味を、アーモンドチョコで知ったと記憶している。随分大人の味がしたなあ。

そんなアーモンドチョコがこの値段!


9720円!!


まさかアーモンドチョコを購入するために、1万円札を出す日が来るとは……。あの頃の私が口にしたら、きっと鼻血を出してしまうに違いないだろう。いや、10年前のジリ貧だった私が口にしても、鼻血を出してしまうかもな


・玉砂利

素通りして帰れば良いのに、なぜか私は購入してしまった。アーモンドチョコの思い出が私を血迷わせてしまったらしい。


紙袋はまるで高級ブティック! チョコを入れるためだけに、こんな袋を用意しているなんて、さすがやで。


箱の中には、まるで新しい携帯端末でも入っているかのようなしっかりとした箱。このなかにiPhoneが入っていても不思議ではないかも。


チョコレートは一体どんな代物なのか? フタを開けてみると……。


何コレ? 茶色の玉砂利か?


9720円のアーモンドチョコは、想像していた以上に普通に見える。そもそもアーモンドチョコ自体、派手さのない食べ物ではあるが……。


食べてみると……。

う~ん……美味しさが分かりにくい。たしかに明治のアーモンドチョコよりは美味しいとは思うけど、めちゃくちゃ差がある気がしないのだが。

サロン・デュ・ショコラの公式ページの商品説明にはこうある。


「ファラニエス種のアーモンドをアーモンドのプラリネで包み、ココアパウダーをまぶしたもの」(サロン・デュ・ショコラより)


なるほどね~…………。そういうことらしいので、皆さんに機会があればぜひ食べてみて欲しい。ファラニエス種のアーモンドだぞ!

・イベント詳細

名称 サロン・デュ・ショコラ
一般会期 2019年1月23日~29日
東京会場 新宿NS ビル (イベントホール)
住所 東京都新宿区西新宿2-4-1
一般料金 600円(チケットは時間指定で購入)
当日チケットは各日15時から販売開始

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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