さして音楽に興味がない人でも、「ウッドストック・フェスティバル」という言葉には聞き覚えがあるのではないか。1969年にニューヨーク州ベセルにて3日間開催され、40万人以上の観客を集めたと言われる伝説的な野外フェスだ。

日本でも学校の教科書に載るくらい有名なイベントであるが、その「ウッドストック」が50周年を記念し、なんと今年8月にフェスティバルを開催するという! マジかよ!! だがしかし、運悪くその日程が「サマーソニック2019」とモロ被りしているのである……。

・伝説のフェスが復活

ジミ・ヘンドリックス、ザ・フー、ジャニス・ジョプリンらが出演し、伝説的なステージを繰り広げたウッドストック。その開催から50年となる今年、「ウッドストック50」なるフェスが8月16日~18日にかけて開かれるという。

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・50周年を記念

NHKニュースによれば、このフェスは50年前にウッドストックを主催したプロデューサーのマイケル・ラングさんが企画し、当時の会場からおよそ180キロ離れたニューヨーク州北部にある湖近くの野外で開催されるとのことだ。

出演アーティストはまだ発表されていないが、ラングさんは雑誌『ローリング・ストーン』に対し「ロックやヒップホップのアーティスト、それに50年前に出演した伝説的なバンドも含まれる」と答えているらしく、音楽ファンとしては否応なしにゾクゾクしてしまう。

・日程に注目

一体誰が出演するのだろうか? ネームバリュー的にもウッドストックに出たいというアーティストは多いだろうし、これは錚々(そうそう)たるメンツが揃うのでは? ……いや、ちょっと待てよ。8月16日~18日って、たしか日本でも有名フェスが予定されてなかったか……? そう、サマソニである。

・まさかの全被り

なんてこった! 日本を代表する音楽フェスの一つ「サマーソニック2019」の日程が、「ウッドストック50」と完全に被っているではないか!! これによって何が起こるのかと言うと、出演アーティストをウッドストックと取り合いになってしまうのだ。

クリエイティブマンの清水直樹代表によると、3日間のヘッドライナーはすでに決定しているとのことだが、果たして他の海外アーティストたちは大丈夫なのだろうか? エージェントとの交渉事情について詳しくは知らないが、ちょっと心配になってしまう。

・サマソニを信じろ

今年で20周年を迎え、10年ぶりの3日間開催となるサマソニ。当然、出演アーティストも豪華にしたいと考えているはずだ。ヘッドライナーは1月16日より発表されるので、今はサマソニを信じてそちらに注目するとしよう。頼むぜ……。

参照元:NHKニュース、Instagram @woodstock@summersonic_official
執筆:あひるねこ