寒い冬も暑い夏も病める時も健やかなる時も、サラサラーっといける庶民の味方・お茶漬け。そんなお茶漬けが大好きな私(中澤)は思った。「最強の茶漬けを食べてみたい」と。

では、お茶漬けにおいて最強とは何か? 諸説あるだろうが、私は「良いお茶を使う」ということにヒントがある気がした。そこで、5400円のお茶でお茶漬けをしてみたぞ! 茶漬け・茶漬けば・茶漬く時ィィィイイイ!!

・台湾のお茶

このお茶「フォール イン ラブ グランド」が売られているのはお茶バーの『ロイヤルブルーティー六本木ブティック・THE T BAR』だ。

お茶の説明にはこう書かれている。「清々しい香り、まろやかな渋みと甘み……まるでフルーティーな白ワインを思わせる満足感」と。ちなみに産地は台湾。

・茶漬けてみる

詳細は以前の記事でお伝えした通りだが、個人的な味の感想は「意識高い緑茶」である。これなら、白米との相性も良いに違いない。


さっそく茶漬けてみると……



外見は全くもって緑茶茶漬け! それ以上でも以下でもない!!


しかしながら、これは5400円のお茶を半分ほど使ったものである。つまり、約2700円のお茶漬け。最高に贅沢な気がしてきたぞ。


食べてみたところ……



口の中に広がるお茶の風味。こ、この味は……



うん。ただの緑茶茶漬け


確かに、お茶の味や香り自体は濃厚なのだが、ご飯とマッチングした時の味がどうしようもなく緑茶茶漬けだ。むしろ、お茶の味が濃すぎてちょっと邪魔に感じる。ただの緑茶で茶漬けた方がウマイ。衝撃の結果である

・血迷った

どうやら、お茶漬けは高級なお茶を使えばウマくなるわけではないようだ。お茶漬けを愛するあまりついつい血迷ってしまった今回のレシピ。逆に言えば、普段のお茶漬けは素材のウマみを最大限に引き出すベストな組み合わせと言えるのかもしれない。庶民の知恵スゴイ……。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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