参った! 心の底から参った! 監修と名のつく冷凍食品は外さないとは思っていたが、家でここまでレベルの高い料理が食べられるとは……。

監修となればお店の看板もかかっているから中途半端ものは出せないし、妥協もしていないのも当然。それでもこれはスゴい! 高級中華店「広東名菜 赤坂璃宮」が監修したマルハニチロの「五目あんかけ焼きそば」はマジでウマかった。そりゃ発売から20周年を迎えるくらい支持を得られる訳だ。

・オーナーシェフが監修

ウマかったのをダラダラとウマいと説明するのもなんだから、ザックリ書いていきたい。もうね、パッケージからウマそうな気配はしていた。それもそのはず、監修しているのは……



オーナーシェフの譚彦彬(たん ひこあき)さん……!!


知る人ぞ知るシェフでプロ中のプロである。もし同店の料理を現地で食べようものなら結構なお値段がするものだが、冷凍食品だと279円(スーパーで購入)で食べられるからヤバい&スゴい。

・日本人の好みにドンピシャ

で、味の方を少し掘り下げよう。個人的な話で恐縮だが、私は中国に留学していたことがある。その際、日本に帰国して食べた中華料理を思い出した。どういうことかというと、現地と日本の中華は異なる。つまり、日本の中華料理店は日本人の好みに合わせた料理を作っているのだ。

そして今回の「五目あんかけ焼きそば」だが、優しい味はまさにそれ。「日本人に合う料理」を意識していることを舌が感じ取って感動した。中国で食べる中華料理もウマいはウマいが、外す時は大きく外す。そのことを理解していないと出せない味がした。ましてやそれを冷凍食品で可能にしているなんてアッパレ! また、当然ながら作り方も超簡単!!


袋から取り出してレンチンしたら……



ほい、できた!


とろみのある “あん” といい、コシのある麺、具材もタップリ入っているから非の打ちどころがない。間違いなくこれはウマい。一口食べたら思わず上を向いて昇天してしまったほどだ。いやぁ、参った参った……。

・麺を焼いたらもっとウマいらしい

唯一、食後にやってしまったと思ったのが、フライパンを使わずに食べたこと。パッケージには「レンジで加熱した麺をフライパンで焼くとさらにおいしく」と書いてあったのだ。レンチンだけでここまでウマいならやるべきだった。人気商品だけに食べたことある人も多いだろうが、未体験の人は一度味わってみることをオススメする。

参照元:マルハニチロ赤坂離宮
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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