私(佐藤)が新宿を拠点に生活するようになって、軽く10年を超える。それなのに1度も訪ねたことがない場所がある。それは、「ルミネtheよしもと」だ。年間を通して、毎日お笑いライブをやっており、いつでも行けると思う気持ちが、逆に機会を逃させていたのかもしれない。

そこで、思い切って平日昼間の公演に行ってみることにした。実際に16時からのライブを観覧した結果! 1時間の公演はアッと言う間。呼吸ができないほど笑う場面も1度や2度じゃなかった。それがたったの2000円で見られるなんて、今まで何で行かなかったんだ? と思わざるを得ない!

・チラシ割引がある

この劇場は2007年にオープン。新宿駅に隣接する商業施設「ルミネ2」の7階にある小ホールだ。客席は約450席。平日昼間の公演はわりと簡単に当日券を買い求めることができる。

しかも公演によっては、公演のチラシを持参すると、割引になったりする。この日の当日券は2500円だったが、駅東南口にいる呼び込みからチラシをもらったら、2000円になった!


・ホール内は飲食可

ルミネ2の7階に上がると、エレベーターホールの奥に、劇場に続く階段がある。


階段を上がって受付で当日チケットを購入。売店には、吉本芸人の関連グッズが豊富に取り揃えられており、その奥ではポップコーンなどのスナックやドリンクの販売を行っている。ホール内は飲食自由なので、飲み物などをあらかじめ購入しておくと良いだろう。


・生は違う!

この日の公演の出演者は、銀シャリ・ジャルジャル・とにかく明るい安村・なだぎ武・インパルス板倉・プラスマイナス・ダイノジ・天津・かまいたち の計9組。いずれもテレビでお馴染みの芸人さん、その人たちをかなり間近で見られるだけで、ちょっとした感動があった。地方から観光に来ている客にとっては、姿を見るだけで良い思い出になるだろう。

さて、実際に1時間の公演を見たところ……。


めちゃくちゃ面白いじゃないか! 当然期待していた。M-1グランプリやキングオブコントなどの賞レースでも、その実力が認められた芸人さんたちだけあって、その期待を裏切らない実力者たちであることはわかっている。

しかし、生で見るのはやっぱりテレビやネットで見るのとは、全然違う! いわゆる “間” の面白さは、一種の空間演出であり、テレビを通しては伝わってこないものだろう。それがヒシヒシと伝わってきて、笑いを抑えることができないのだ。


とくに、個人的に好きなジャルジャルの番では、ネタの内容を知っているのに、もうゲラゲラと声をあげて笑ってしまって、涙が出るほど。息を吸うのが間に合わずにむせてしまった。また、この日のトリを務めた銀シャリも、小気味よいしゃべくりで、いつまでも聞いていられるとさえ感じた。


・1度は見た方がいい

一流のお笑いをこんな近くで、しかも2000~3000円程度で堪能できるのに、いままでそれをしてこなかったとは。なんともったいないことをしていたのだろうか。もしも、よしもとの劇場が近くにあって、まだ行ったことがないという人は、1度観劇してみることをオススメする。近くにないという人は、遠出の際に、観光ルートに入れておくと良いだろう。

参考リンク:吉本興業
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24