牛丼や焼肉丼を食べるとしたら、多くの人の頭に最初に浮かぶ選択肢は、吉野家やすき家などの牛丼チェーンではないだろうか。しかし私(佐藤)はあえて、惣菜と持ち帰り弁当の「オリジン弁当」をオススメしたいと思う。とくにガッツリ食いたい人は、牛丼チェーンに行っている場合ではない!

なぜなら、オリジンには牛カルビ焼肉丼があるからだ! このメニュー、肉の量をシングルからトリプルまで選ぶことができる。トリプルの肉の量がハンパない!! 1561キロカロリーの超ボリュームなのだ!

・度々販売

このメニューは2018年11月2日から販売開始となっている。実は初めて登場するメニューではなく、7月にも発売されていたメニューで、数カ月おきに登場しているようだ。しかし、オリジンといえば惣菜・弁当。丼物はあまり話題になる可能性が低いのである。


販売価格はシングルが490円、ダブル(肉W盛)が850円。トリプル(肉TP盛)が1200円となっている。シングルがワンコインで釣りがくるだけでもうれしい。さて、実際にトリプルを注文して持ち帰ってみた。


・カルビでご飯が見えない

トリプルはそもそも容器のサイズがデカい。コンビニの大盛りパスタを入れるくらいのサイズはありそうだ。そこにカルビ焼肉がぎっしりと詰まっている。


フタを取ると、香ばしい肉と甘辛いタレの芳しい香りが広がる。この匂いだけで白飯が食えそうだ。


手に持つとずっしりと重い。総重量は600グラム以上はあるのではないか。表面は褐色の肉が敷き詰められており、ご飯の白は1ミリも見えない。これは食い甲斐がありそうな予感。


・白ご飯は本当にいるのか?

実際に食べてみると、特製ダレのパンチが効いてる。ややピリ辛で味付けは結構濃い目だ。一口目からガツン! と来る。


しばらく肉を食い進めてみたが、ご飯が全然見えて来ない。もしかして、ご飯を入れ忘れたんじゃないの? それとも自分が注文する時に「丼」と言い忘れたのか? そんなことを思いながら、肉を攻めていると……。

いたー! 白ご飯いたーーッ!!


白ご飯とはいうものの、肉汁とタレをたっぷり吸いこんで、もはや白くなくなっている。これはこれでウマそうだ。肉を食い終わっても、味の浸みたご飯を楽しめそうだ。


・持ち帰り弁当の強み

オリジンをただの弁当屋と侮るなかれ。話題にならなくても、ひそかにこのトリプル牛カルビ焼肉丼のような飛び道具をさらっと発売開始して、牛丼チェーンやコンビニの牙城を崩しにかかってくる。もしも軽減税率が導入された時には、持ち帰り弁当の強みを存分に発揮してくるに違いない。今後のオリジンの動向が気になるところである……。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24