完全に油断していた。さ〜て、昼メシは何にしよっかな〜……と職場近くをフラフラして、一瞬は吉野家の「炙り塩鯖定食」に心が揺らいだが、ヘビロテしすぎなので丸亀製麺にでも行こうかな……と思ったその時! 松屋店頭の看板が目に入った。

品名は『豆腐キムチチゲ御膳』で、期間限定で「ライス大盛りサービス実施中」らしく、さらに生玉子or半熟玉子が付いていて〜の630円ポッキリときた。ついでに言うなら「無添加」らしい。ほっほぉ〜、いいじゃんこれ。これに決めた!

食券渡して、しばし待つと、実にシンプルな『豆腐キムチチゲ御膳』が用意された。ムムムのム……!! グツグツ……が聞こえる。

ナベの下を覗き込むと、そのまま固形燃料で熱している。ほぅ……これはアレだ、かつて伝説となった吉野家の……


鬼辛豚チゲ鍋膳


を彷彿とさせる演出っ……。正直、「鬼辛豚チゲ鍋膳」よりも内容はシンプルで寂しいものがあるが、ごはんは大盛りだし、半熟玉子も付けたし、これで630円なら大アリだろう。ともあれ、そんなに期待せずに食べ始めた。

グツグツいってるチゲを……

ごはんにかけまして……

モグモグと……

していたところ!!

キタ……

汗、キタ……ッ!!

辛さでいうと、そこまで辛くは感じない。松屋の提示する「唐辛子×2」のマークほどの辛さではあるが、予想外に汗が出る。仮に「鬼辛豚チゲ鍋膳」の発汗レベルを「^^;×10」とするならば、コレは「^^;×6」くらいのレベルかも。

ちなみに、汗っかきの皆さんならご存知かと思うが、「辛い=汗が出る」わけではない。もちろん食べ物の温度も関係してくるし、「汗が出る系の食べ物」かどうかにも作用してくる。しかし、今回のコレは、文句なしで「汗が出る系」だ。

そんなこんなで、ボトボトと汗を自分の茶碗の中に落としたりしながら、文字通り汗だくで『豆腐キムチチゲ御膳』を完食した。ごちそうさまでした!

味的には「安定の美味しさ」といった感じで大満足。価格的にも実にヨシで、総合的には「合格」であろう。強烈な辛さのパンチが欲しい人には少しだけ物足りないかも知れないが、ひと汗かきたい人なら文句なしでオススメできるメニューである。吉野家「鬼辛豚チゲ鍋膳」が復活するまでは、これをリピだな……。

参考リンク:松屋『豆腐キムチチゲ御膳』
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.