全国に1000店近くあるという「松屋」。その中の79店舗限定で、新商品『新作 焼き牛めし』の販売が先日からスタートしている。なんでも牛肉を鉄板で焼き上げるらしく、そりゃウマそうだな! と、さっそく食べに行ってみた。

感想としては、肉たっぷりでタレもウマい。さらに半熟玉子まで乗っているというまさに鉄板な商品だったのだが、食べながらなぜか私(あひるねこ)は、懐かしのあの牛丼チェーンのことを思い出していた。

・店舗限定の新メニュー

Twitterの松屋公式アカウントで開催された「松屋ボツメニュー裏総選挙」において、第1位に輝いたという『新作 焼き牛めし』。ただし、どこでも食べられるわけではない。全国79店舗限定で販売されるのだ。該当店舗は松屋の公式ホームページから確認できる。

・鉄板で焼かれた牛肉がウマそう

値段は並盛で550円、大盛で690円だ(それぞれ税込)。今回、私は並盛を注文。通常よりも口が広く、浅めの器に盛られた『焼き牛めし』は、タレが絡んだ肉がどっさりで見るからに食欲をそそるルックスである。

デフォで付いてくる半熟玉子と、たっぷりのネギもこれまたイイ。なんというか、分かってんなって感じだ。それではいただき!

・ご飯がすすむ味

ほほう、ジューシーに焼かれた牛肉と、それに絡む旨辛なタレ。見た目から期待した通りの味である。ご飯がすすんでしょうがない。これが嫌いな男子はおそらくいないだろう。細けぇことはいいんだよ! オレは肉で飯が食いたいんだ!! とでも言いたくなるような、思い切りワンパクな味だ。

肉自体は薄目でも、量がそれなりにあるので食べ応えは十分。この手のタイプは「肉すっくな!」となりがちだが、どうやらその心配はなさそうである。大盛にすると、さらに肉の量は増えるらしい。

・懐かしの牛丼チェーン

それにしてもこの丼、何かに似てるな……。そうか、東京チカラめしだ!! 東京チカラめしの『焼き牛丼』に似ているんだ!! 一時は吉野家など、いわゆる牛丼御三家を脅かすほどに勢いがあった東京チカラめし。しかし、今ではその存在感もだいぶ弱まってしまった。

個人的には、やはり味が落ちたことがその最大の原因だと思う。今も別にまずくはないのだが、昔はもっとウマかったよなぁ……という気がどうしてもしてしまうのだ。好きだったんだけどね、チカラめし。

・思いを馳せる

松屋の『新作 焼き牛めし』を食べていると、在りし日の東京チカラめしを思い出してしまう。もし、このレベルの味を出し続けられていたら……。そんなことを考えながら、私は松屋を後にしたのだった。

参考リンク:松屋「新作 焼き牛めし」
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼『新作 焼き牛めし』の並盛(税込550円)

▼半熟玉子が嬉しい

▼焼肉タレをかけてもウマいぞ

▼全国79店舗限定だ