100円ショップをパトロールしていると、たまーに「え、これ……誰が買うんだろ……?」とハラハラしてしまうような、ビミョーな商品に出会うことがある。今回紹介するダイソーの『ペットボトルのボトムキャップ』もそのひとつだ。

もうかれこれ1カ月近く、この商品の存在意義について考えている。パッケージには「ボトルの滑り止めに」「デスクの汚れ防止に」と書いてあるのだが、それについて困っている人って、そんなにいないのでは……なんて思ったりもする。

商品自体は、単なるゴム。

で、ペットボトルをズボッっと……

は、入らない!!

ファミマで買ったお茶のペットボトルは、使用可能サイズ「直径約6.5〜7cm」をオーバーしていたもようで、入らなかった。ならばとばかりに……

綾鷹ほうじ茶と紅茶花伝のペットボトルを買ってみたのだが、

綾鷹ほうじ茶は、細すぎてガバガバ。

やっとこさ紅茶花伝でピッタンコ。選びやがって……。様々な形状のペットボトルが存在する今の時代に、「直径約6.5〜7cmの円形ペットボトルのみ使用可能」というのは、いかがなものかと思う。あまりにもワガママだ。

でもって、使用感だが……

まあ、滑らない。

また、汚れ防止にもなっているとは思う。


だが……


それだけっ……!!

それを実現するためだけに、ペットボトルの飲料水を買うときは「直径約6.5〜7cmの円形」を意識しながら選ばなければならないなんて……よほどのマゾでない限り「そんなワガママに付き合ってられっか!」となる気がする。

いちおう、その他に使い道はないものかと、

覗いてみたり、

口にあてがいムニムニしてみたりもしたが、特に面白いことにはならなかった。いいや、むしろ、滑っている。たしかにボトルは滑らなかったが、この記事はおそらく滑っている。とんでもない商品に手を出してしまったと後悔しきりだ。

Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.


[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]