いざという時に役に立つのが護身術だ。昔に比べると撃退グッズなどが充実しているものの、絶体絶命のなかで最後に頼れるのは自分自身。もし女性が不審者に襲われたら「きゃっー、変態!」と叫ぶのは基本だが、日頃から対処法を身につけておいても損はない。

護身術にも種類はいろいろ。合気道や軍隊格闘術の「システマ」などが有名どころではあるが、過去に「エアロビ護身術」なるものも存在した。なんと「エアロビクス」の動きがそのまま護身術になってしまうというのである!

・エアロビの動作がそのまま護身術に

エアロビ護身術は、動画「AEROBIC SELF DEFENSE!」で確認できる。再生すると、レオタードを着た女性インストラクターが現れて元気ハツラツに踊り始める。普通のエアロビ動画か、と思って油断しそうになるが……突如、屋外の風景に切り替わる。

そして女性が怪しい男性に背後から襲われると……えっ、スゴい! スゴい!! 女性はエアロビでピンチを切り抜けてしまう。そう、肘打ちにキックなど、すべてエアロビの動作がそのまま護身術になっているのだ。

・考案者の男性も実演

エアロビ護身術を考案したのは、そこはかとなくブルースリーっぽい運動着姿でスタジオに登場するローランドさん。動画内でいくつかフォームを実演するが、どれもこれも護身術として成り立っている。

ちなみに海外では有名なのか、現在、米国のAmazonでは中古書籍が販売されている点も興味深い。流行は繰り返されると言うし、もしかしたらエアロビ護身術が再び取り入れられる時代が来るかもしれない。

参照元:YouTube、Amazon「Thirty Days to Aerobic Self-Defense」(英語)
執筆:K.ナガハシ

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