高齢者を狙って、家族を装いお金をだまし取る、いわゆる「オレオレ詐欺」はいまだに無くならない。警視庁の発表によると、現時点で特殊詐欺の被害は昨年に比べて減少傾向にあるものの、2018年1〜7月の被害総額は200億円を越えている。

そんななか、都内で現金の受け取り役「受け子」の男が逮捕された。男が逮捕されるきっかけになったのは、職務質問。職質を受けた理由が何とも情けない……。

・職質を受けた理由

この男は、2018年9月に被害者の80代女性の次男であることを装い、現金をだまし取った疑いがもたれている。事件が明るみになったのは、今月12日のこと。警察官がスーツが似合っていないことから男に職務質問をしたところ、その場を離れ地下鉄に乗って錦糸町駅のトイレに立てこもったとのこと。

数時間立てこもっている間に、受け子であることがわかり逮捕に至ったそうだ。


・過去にも同様のケース

実は同様のケースが今年4月にも起きている。金融関係者を装った男が、スーツが似合っていないことを理由にされ、詐欺に関与していることが判明したのだとか。

普段からスーツを着用している人なら、着こなしに違和感はないかもしれないが、着慣れない人はどことなくぎこちなく感じるものなのかもしれない。とはいえ、スーツを着慣れていないすべての人が怪しい訳ではないので、判断の難しいところではあるのだが……。


・職質には協力しよう

そういう私(佐藤)も比較的、職質を受けるタイプであることに違いない。もしも理由なく職質を受けた場合は、無意味に抵抗することなく、協力するようにした方が良いだろう。

参照元:TBS NEWS警視庁
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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