「天才」と言えばドクター・中松。常人が思いつきもしないアイデアを次々に形にする発明家だ。そんな天才の発明したジャンピングシューズ『スーパーピョンピョン』を以前の記事で購入したが、「ダイエットにも効果的」という言葉に嘘はなかった。さすが天才

だがしかし、『スーパーピョンピョン』のポテンシャルはまだまだ検証しきれていないと思う。そこで、スーパーピョンピョンを履いて50メートルを全力ダッシュしてみた

・渋滞の車より早く走れる

ドクター・中松氏の公式サイトで購入できるこの商品は、靴の上から装着する形のバネつきシューズ。サイトの説明によると、「地球環境に良く、健康に良い。車や自転車に代わる個人移動手段」とのこと。

さらに、説明にはこうある。「吸収したエネルギをバネに蓄え、これを前進するエネルギに変えるので渋滞の車より早く走れます」と。

・どれくらいの速度なのか?

渋滞の車より早くとはどれくらいの速度なのかいまいちピンと来ないが、「吸収したエネルギをバネに蓄え」という部分から察するに、履かないよりは早く走れるということではないだろうか。

前回の記事で軽く走って靴のあまりの重さにふとももがつりそうになったが、これはひょっとしたら、バネへのエネルギーが足りなかったせいかもしれない。そこで今回は、50メートルを全力ダッシュすることにしたわけだ。

・通常のタイム

とは言え、50メートル走なんて高校生か中学生の体育の授業以来、軽く20年ぶりくらいである。もちろん、その時よりは遅くなっているだろう。運動も全くしていないし。というわけで、まずは、普段の靴(ニューバランス)でタイムを測ってみたところ……



8秒19だった! 現役時代は7秒ジャストだったことを考えると老いを感じるが、予想していたよりはずっと走れたというのが正直なところだ。

・スーパーピョンピョンで全力疾走

それではさっそく、スーパーピョンピョンで全力疾走してみたいと思う。相変わらず直立するのも難しいが、歩くことでバランスが取れるもののため、ひょっとしたら全力で走ることによって、重心と体重がアレしてめちゃくちゃ早くなるのかもしれない。いけるか夢の6秒台! よーい、ドン!!


やっぱり靴重ォォォオオオ


全力疾走したところで、靴の重みは変わらなかった。だがしかし、ひょっとしたら一歩一歩の距離がバネの力で半端じゃないことになっているかもしれない


ゴールでタイムを測るYoshioが近づいてくる。あとちょっとだ……頼む! それまでもってくれオレのふとももよ!! ゴーーーーーール! タイムは!?


_人人人人人人人人_
> 13秒72! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


おッッッッッッッッそ!!


・さすが天才

吸収したエネルギーをバネに蓄え、これを前進するエネルギーに変える本商品だが、残念ながら通常より早く走れるというわけではないようだ。

しかし、短距離走においてもカロリーの消費が尋常じゃなかったので「ダイエット効果」はガチであると思う。また、確かに渋滞の車よりは早いかもしれない。さすが天才。さすがドクター中松、略してさす松

最後に、底が高すぎてバランスを取るのが難しい本商品。個人的には全力ダッシュすることはオススメしないのでご注意いただければと思う。

参照元:ドクター・中松 発明品ショップ
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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