ひょっこりひょうたんじ~ま~♪ もちろん世代ではないが、かの有名な NHK人形劇『ひょっこりひょうたん島』のテーマソングくらいは知ってるぞ。ところであなたは知っているだろうか? 『ひょっこりひょうたん島』には、モデルとなった島があるらしい。

なんでも岩手県大槌町にある蓬莱島(ほうらいじま)が、そのモデルの一つとされているんだとか。へ~。そんじゃあ……ちょっくら行ってくるわ。というわけで、岩手までひとっ飛びして蓬莱島に上陸してみたぞ! ひょっこりひょうたんじ~ま~♪

・岩手のひょうたん島

岩手県上閉伊郡大槌町。大槌湾に浮いている、ひょうたん形の小さな島が蓬莱島だ。島へは、島と陸とを結ぶ防波堤から歩いて上陸できるという。車から降りると、遠くの方に島影が見えた。アレがそうかな?


島を目指して、防波堤の上をまっすぐ歩いていく。読売新聞によると、2011年の東日本大震災でこの防波堤も流されてしまったそうだ。もちろん今は再建されており、気持ちのいい潮風を浴びながらのんびり歩くこと数分。いよいよ見えてきたぞ。蓬莱島だ!

・いざ上陸

まるで岩の上に立っているかのような蓬莱島。木に囲まれた中に家みたいな建物が建っていて、なんだか妙にワクワクしてしまう。さあ、奥に回って上陸するとしよう。


鳥居をくぐって分かったのだが、木に囲まれた建物はどうやら神社だったようだ。


「弁天神社」というらしく、中には漁師の守り神である弁才天像が祀られている。

・カワイイ無人島

神社と鳥居と灯台しかない小さな無人島だが、この絶妙なサイズ感が『ひょっこりひょうたん島』っぽくて可愛らしい。海の青と木々の緑、灯台の赤によるコントラストが実にキレイだ。

・復興のシンボル

灯台に近づいてみると、やはり遠くで見るよりもだいぶ大きい。しかし、この大きな灯台も、地震の際は津波で根本から折れてしまったという。にわかには信じられない話だ。島自体も水没したそうで、それを考えると感慨深いものがある。

・また行きたい

小さな島なので、10分もあれば大体を見て回れてしまうだろう。しかし、波の音を聞きながら何をするでもなく過ごす時間は心地良く、私はつい長居をしてしまったのだった。天気のいい日に、また訪れたいものである。

参照元:読売新聞
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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▼『ひょっこりひょうたん島』のモデルの一つとされる蓬莱島

▼防波堤から歩いて上陸できるぞ





▼また行きたい

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