男たるもの、一度は「選ばれし者にしか抜けない剣」に挑戦してみたいものである。アーサー王伝説はじめ、ゲームやアニメでも度々登場するこの設定。古代の剣を抜いて英雄になるお決まりパターンだ。

そんな伝説を彷彿とさせるニュースが飛び込んで来たためお伝えしよう。ある日、8歳の少女が湖で拾った剣。棒や枝かと思いきや……約1500年前の古代の剣だった

・スウェーデンの湖で

そんな体験をFacebookに投稿しているのは海外ネットユーザーの「アンディ・ヴァネセク」さんである。事の発端は、ある夏の日の休日、スウェーデン南部のヴィーダスタン湖でのこと。湖で水切り遊びをしていた8歳の娘サガちゃんが、何かを頭の上に掲げ叫んだ。「パパ! 剣を見つけた」と

・考古学的発見

当初、木の枝か棒だと思ったというアンディさん。しかし、その形状などから本物であるかもしれないと思い、考古学に興味がある同僚に確認した上で当局へ報告。現在、地元博物館の専門家の見立てにより、約1500年前のバイキング時代のものと推定されているとのこと。

・海外で話題

BBCなどでもすでに報じられているこのニュース。剣は約85センチメートルの長さで、付帯する木や金属も残っているという。アンディさんのFacebookによると、木と皮でできた鞘のついた剣の中では、スカンジナビアで見つかった最古のものなのだとか。

失われた古代の剣を発見し、期せずして考古学の英雄となったサガちゃん。しかし、彼女の夢は、パリで医者か獣医か女優になることだという。考古学者はアウト・オブ・眼中。大物である。

参照元:FacebookBBCTHE LOCAL
執筆:中澤星児

▼アンディさんの投稿