皆さんも経験があるはずだ。“いきなり” ステーキを食べたい気持ちになることだ。食べたい! 肉を食べたいッ!! 鉄板アツアツ、できれば量り売りのステーキがいい! ということで私(佐藤)は量り売りのステーキ店に行きたくなったが、またしても初老スキルが発動して、名前をド忘れしてしまった。

歩いていれば、そのうちステーキ店に行き当たるだろう。ということで歩いていたら、奇跡的に発見した! でも、なんか名前が違う気がするけど、ニュアンスは近い感じ。このお店だったっけ?

・「突然ステーキ」みたいな名前なんだけど

東京・中央区の水天宮界隈を歩いていた時のことだ。この日は、朝早くから出かけていて、昼頃にはお腹ぺっこぺこ。ここはひとつ、肉食うべ! ということで、特にあてもなく歩いていた。量り売りのステーキ店に行きたかったが名前を思い出すことができないので、検索することもできない。

なんだったかな~。 “突然” ステーキみたいな名前。 “突撃” でも “唐突” でもない、 “飛び出せ” かな? “出し抜け” ? どんどん離れていってる気がする。もっとシンプルな名前だったはず。


ふと見ると、壁に牛がめり込んでいる店がある。


おお! ここはステーキ店なんじゃないのか? よくよく見てみると、量り売りの店じゃないか! 私の来たかったお店はここなんじゃないの!? そう、私が食べたかったモノは……。


“ア! そうだ” ステーキだ!


そうなんだよ、ステーキなんだよッ!! まるで自分の気持ちを代弁してくれているような店名にホッとする。ア! そうだ ステーキだ!!!! そうだ、そうだ、ステーキだ! ステーキステーキ、ワッショイワッショイッ! オーダーカットのステーキワッショイ!



・やっぱりワイルドステーキ!

という訳で、無事に量り売りの店に到着した。あぶねえあぶねえ、危うく違う店に行くところだった。いきなりステーキ食うなら、やっぱ量り売りの店っしょ、ア! そうだステーキでしょ。メニューを見ると、入ったお店が正しかったことがわかる。だって、ワイルドステーキ置いてるもん。奮発して300グラム(税込1501円)食べちゃうよ~♪


ちなみにこのお店では、ランチタイムは量り売りをしていないので要注意だ。


・卓上は地味

卓上を見ると、ソースが2本置いてある。和風のレモンソースとオリジナルのステーキソースだ。意外と目の前はこざっぱりとしている。


さらにその上の棚には、ナイフ・フォーク。それにしょう油・塩・コショウ・フライドガーリックが、やはりこじんまりと並んでいる。こんなに地味だったっけな?


壁の装飾が結構ワイルド。レプリカのライフルが飾られているぞ。


・薄切りステーキをレアで

あちこち見回していると、つめた~い! サラダが出てきた。キンキンに冷えてやがる……。


サラダを食べ終わるくらいのタイミングで、スープとライス。それに肉がキターーーッ!!


アツアツの鉄板にジューッ! という心地よいサウンドを響かせながら、お肉様の登場だ。薄めにカットされた肉は鉄板にいっぱいいっぱい。ギリギリではみ出していない状況。焼き加減はスタッフのオススメで「レア」。


レアを推奨するなんて珍しい。と思ったが、薄切りなので食べているうちに鉄板の熱が伝わることを見越して、レアを勧めているのだろう。

肉質はそこまで上等ではないものの、値段を考えるとコスパは高い。実際に昼時は満席となり、ある程度常連客を獲得している雰囲気。少なくとも先日訪ねたカミナリステーキよりも、繁盛している印象を受けた。


300グラムの肉を平らげてお店を後にした。外を吹く風には、すでに夏の名残はなく、あと1カ月もすれば木々も色づき始めることだろう。明日も晴れるといいな……。

・今回訪問した店舗の情報

店名 ア! そうだ ステーキ 水天宮前店
住所 東京都中央区日本橋蛎殻町2-13-3 日本橋梶原ビル1F
営業時間 11:00~22:00
定休日 なし

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

日本、〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目13−3 日本橋梶原ビル1F