アップルの新端末「iPhoneXs」を購入するために、2018年9月18日から並び始めたiPhone行列界の重鎮、「ビッグウェーブさん」ことブッチさん。3日間の行列を終えてついに発売開始の瞬間を迎えた。

前日、体調が最悪であることを告げていた彼は、ソフトバンク銀座において1番で購入することができたのか!?

・ソフトバンクのセレモニー

セレモニーの開始は発売開始の20分前、つまり21日7時40分から始まることが事前に伝えられていた。そのギリギリでお店にたどり着くと、すでに店内は報道陣でごった返している。

ブッチさんの姿は、最後方に陣取った私(佐藤)からはまったく見えない。どこに行ったんだ? まさか帰ったとか? 彼のことを心配しているとセレモニーが始まった。登壇したのは、ソフトバンクの榛葉(しんば)副社長。そして、テレビCMでお馴染みの女優、上戸彩さんだ。


ソフトバンクが iPhoneの取り扱いを始めたのは、今から10年前のことだ。その記念すべきセレモニーに、なぜ孫さんはいないのか……。


・カウントダウン

それはさておき、発売のその瞬間は、お客さんとカウントダウンではなく。モニターに登場したバーチャルYouTuberの「キズナアイ」と行った。一番後ろにいる私からそのキズナアイさえも見えない。

10秒前からカウントダウンがスタートし、5、4、3、2、1、ゼロ!


ついにその瞬間が来た。榛葉副社長の喜んだ顔がチラっと見える


・ブッチさんはどこだ?

8時を迎えた訳だが、ここまでブッチさんの姿を1ミリも確認できていない。


まさか、本当に体調が悪くて帰ってしまったとか。実機が陳列されていたので、実物を確認してみると、iPhone史上もっとも大きいディスプレイのiPhoneXs MAXはそれほと大きい印象を受けない。


サイズ感としては、iPhone6・7 Plusとほぼ同じ感覚だ。


パッと見た感じとして、特に目新しさは感じない。ほとんど iPhoneXと同じに見える。実際に使ってみて、初めてその真価がわかりそうだ。


・3日間並んだのに……

さて、ブッチさんはどうなったか? 実は会場の前方にお客さんがいて、これから2階に上がって購入の手続きをする段になった。次々とお客さんが階段に向かって移動する。と、その時!

ブッチさん!

ブッチ「あ?」


ブッチさん、結局くじ引きは何番だったんですか? と尋ねると、彼はニヤッと笑って指2本。


3日間並んで2番……。

いや、彼にしては上出来だ。ひどい時は3日間並んで8番ということもある。それを考えると、今回はかなりの好成績! いずれにしても、無事に窮地を脱して発売のその瞬間を迎えられてよかった。ブッチさん、お疲れ様でした! また来年会いましょう!!

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24