世界で人気があるバンドは数あれど、ボン・ジョヴィやガンズ・アンド・ローゼズらと共に世界のロック界を牽引してきたバンドとして、忘れてはならないのがエアロスミスの存在だ。

『パーマネント・ヴァケイション』や『パンプ』など、ロック史に名を刻む傑作アルバムを生み出したエアロスミスが、米人気番組に出演して子ども用の楽器で『ウォーク・ディス・ウェイ』を演奏! その様子が意外にもハマっていて可愛らしくもあるのだが、同時にめちゃくちゃカッコいいので紹介することにしたい。

・エアロスミスが子ども用の楽器を手に演奏

エアロスミスが出演した米人気深夜番組『The Tonight Show』には、人気ミュージシャンが子ども用の楽器で自身の歌を演奏するコーナーがあり、今までにアデルやマライア・キャリーといったアーティストが登場している。

以前にロケットニュースではメタリカのバージョンを紹介したことがあったが、一体エアロスミスはどんな感じに仕上がっているのだろうか!?

・ヒップホップのグルーヴ感が重なりノッリノリ!

ちなみに、『ウォーク・ディス・ウェイ』は大御所ヒップホップグループ「Run-D.M.C.」がカバーして大ヒットし、一般的に知られるようになったという経緯がある。

エアロスミスもメタリカの時と同じく、番組で演奏を担当するヒップホップグループのザ・ルーツと、司会を務めるジミー・ファロンと一緒に登場。ボーカルのスティーヴン・タイラーはオモチャのマラカスとハーモニカ、他のメンバーも子ども用のギターや太鼓などを手に演奏を始める。

正直なところ、あの印象的なイントロ部分をピアニカで奏でると、少々拍子抜けな感じがしなくもない。だが、どちらかというと「Run-D.M.C.」のバージョンの方が有名だからか、子ども用の楽器でもヒップホップ的なグルーヴ感が満載でめちゃくちゃカッコいい! あえてエアロスミスのメンバーも、ヒップホップ的なノリで演奏していたのかもしれない。

・メンバー自身が楽しんでいる

ジャカジャカと最大限にオモチャの楽器を鳴らすメンバーは超ノッリノリで、徐々に演奏がヒートアップしているのが画面からも伝わってくる。

そして、サビのフレーズとなる「ウォーク・ディス・ウェ~イ!」の部分では、会場から歓声が上がる盛り上がりに。さらに、中盤でジミーがラップっぽいボーカルを頑張った部分ではメンバーが爆笑となり、思いっきり鼓笛隊的な演奏を一丸となって楽しんでいたようだ。

それにしても、スティーヴン・タイラーが70歳だとはとても信じられない。2019年にエアロスミスはバンド結成50周年を迎えるため、それを記念して長期ツアーを計画しているらしい。まだまだロック魂を炸裂させているメンバーは、これからも大いに活躍してくれそうだ。

参照元:YouTube
執筆:Nekolas

▼エアロスミスが子ども用楽器で『ウォーク・ティス・ウェイ』を演奏する動画

▼『ウォーク・ティス・ウェイ』のライブ映像

▼こちらはメタリカのバージョン