「マンガ大賞」と言えば、大体は編集部や作家先生などの関係者が勝手に決めるイメージが強い。権威ある賞ほどそんな雰囲気だが、ノミネートも投票もユーザー参加型で行われるのが「次にくるマンガ大賞」である

かつて『賭ケグルイ』や『亜人ちゃんは語りたい』『恋と嘘』なども受賞しているこのマンガ賞。2018年8月23日、「次にくるマンガ大賞2018」が発表されたのだが、Webマンガの優勝作がマジ読み始めたら止まらねェェェエエエ

・コミックス部門

Webマンガサービス「ニコニコ漫画」と、情報誌「ダ・ヴィンチ」が共催する「次にくるマンガ大賞2018」。Webマンガとコミックス合わせて3711作品がエントリーされている。コミックス部門1862作品のうちトップ20は以下の通り。

1. 『来世は他人がいい』小西明日翔
2. 『Dr.STONE』原作:稲垣理一郎 作画:Boichi
3. 『錦田警部はどろぼうがお好き』かんば まゆこ
4. 『Artiste』さもえど太郎
5. 『アクタージュ act-age』原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ
6. 『呪術廻戦』芥見下々
7. 『ここは今から倫理です。』雨瀬シオリ
8. 『五等分の花嫁』春場ねぎ
9. 『シネマこんぷれっくす!』ビリー
10. 『熱帯魚は雪に焦がれる』萩埜まこと
11. 『将来的に死んでくれ』長門知大
12. 『ランウェイで笑って』猪ノ谷言葉
13. 『怪物事変』藍本 松
14. 『青野くんに触りたいから死にたい』椎名うみ
15. 『ブルーピリオド』山口つばさ
16. 『川柳少女』五十嵐正邦
17. 『私の百合はお仕事です!』未幡
18. 『まったく最近の探偵ときたら』五十嵐正邦
19. 『1518!イチゴーイチハチ!』相田裕
20. 『この愛は、異端。』森山絵凪

──1位は「アフタヌーン」で2017年から連載されている『来世は他人がいい』。極道一家に育った女子高生を中心に描いた作品である。他にも『将来的に死んでくれ』『ランウェイで笑って』などすでにある程度知名度のある作品もランクイン。続いてWebマンガのトップ20は以下の通り。

1. 『先輩がうざい後輩の話』しろまんた
2. 『おじさまと猫』桜井海
3. 『極主夫道』おおのこうすけ
4. 『ぶっカフェ!』小林ロク
5. 『お兄ちゃんはおしまい!』ねことうふ
6. 『トリマニア』久世岳
7. 『血と灰の女王』バコハジメ
8. 『翼くんはあかぬけたいのに』小花 オト
9. 『ふしぎねこのきゅーちゃん』にとりささみ
10. 『宇崎ちゃんは遊びたい!』丈
11. 『地獄楽』賀来ゆうじ
12. 『プロミス・シンデレラ』橘オレコ
13. 『今どきの若いモンは』吉谷光平
14. 『せんせいのお人形』藤のよう
15. 『剣の王国』yoruhashi
16. 『剥き出しの白鳥』鳩胸つるん
17. 『世話やきキツネの仙狐さん』リムコロ
18. 『メタモルフォーゼの縁側』鶴谷香央理
19. 『男子高校生が魔法少女になる話』紺吉
20. 『ムラサキ』厳男子

──以前の記事でご紹介した『今どきの若いモンは』が13位にランクインしている。また、19位の『男子高校生が魔法少女になる話』は男の娘ものだったり、よりネットの流行がランキングに反映されているように感じた。そこで、Webマンガ部門1位の『先輩がうざい後輩の話』をクリックしてみたところ……

と、止まらねェェェエエエ! おおらかかつ鈍い男の先輩と後輩女子の微妙な関係が気になって、グイグイ次のページへ引っ張られる。どうなんの? ねえ! この2人どうなんの!?

記事を書くのも忘れて読みふけってしまった。さすが、Web部門を獲った作品だけあって、軽やかなテーマでふわっと入れるのに「引き」が半端じゃない

なお、「次にくるマンガ大賞2018」のサイトからはWeb部門もコミックス部門も全て試し読みができる。気になった作品があったら立ち読み感覚でクリックしてみよう。

参照元:次にくるマンガ大賞2018
執筆:中澤星児

▼喜びを爆発させるしろまんた先生