物事の生産性を高め、作業を効率よく行う方法が “ライフハック” と呼ばれるようになってから久しい。世の中、いろんな種類のライフハックがあるが、今回は「濡れた本を元に戻す」ものを紹介したい。

雨に濡れて本がブヨブヨ……お風呂で読書をしていてウッカリ水没……など、きっと誰しも一度は経験したことがあるのではないだろうか。しかし、動画「Wet Book Rescue」によれば、本は一度濡れてもキレイな状態に戻るらしい。

・濡れた本を元に戻すライフハック

濡れてしまった本を元に戻すライフハックを紹介したのは、米ニューヨーク州にあるシラキュース大学の図書館だ。動画を確認すると、古い本の保存&保護の一環として実践されている方法を解説してくれる。

・少し手間はかかるが効果はお墨つき!?

まず用意されたのは紙ナプキン。そして目からウロコのライフハックを順番にまとめたものが以下になる。


1.濡れた本の表紙&裏表紙を紙ナプキンで挟んで上から押す。次にページ10~20ページごとに紙ナプキンを入れていく。この時、ページ全体を紙ナプキンが届くようにするのがポイントだが、本を90度以上開かないようにする。

2.本の半分まで紙ナプキンを挟んだら上から優しく押して水分を吸収させる。その後、紙ナプキンを抜き取り、残り半分も同じことを繰り返す。

3.それが済んだら本を開いて立て、扇風機の微風を一晩当てる。もしくは乾くまで当てる。

4.完全に本が乾いたら横にして上下を板か何かで挟む。レンガなどの重石を置き、ページがまっすぐになるまで1~2日ほど放置。


こうして1~4の手順を実践した本は、見違えるような姿になる。まるでクセ毛にストレートパーマを当てたかのようだったページはまっすぐだ!

・時間がない人は冷凍庫で保管

また、すぐにライフハックを実行する時間がないという人は冷凍庫を使うといいようだ。本をジップロックに入れて冷凍庫に保管すれば、時間が経っても作業できるようになる。万が一の時のために覚えておくといいだろう。

ちなみにネット上では、ジップロックに入れて冷凍庫を使う(ジッパーは閉めない)ライフハックも見られる。ただ、動画で紹介されていないので、紙ナプキンを使う方がよりキレイに戻せるのかもしれない。

筆者は昔、図書館で借りた本を水たまりに落としてブヨブヨにしてしまったことがある。事情を説明して謝ったらそれで済んだが、このライフハックを当時知っていたら実行したのになあ……と思った次第だ。

参照元:YouTube
執筆:Nekolas

▼濡れた本をキレイに乾かすライフハック動画はこちら