音楽史に名を刻むようなミュージシャンやロックバンドは数多いが、その中でも “世紀のボーカリスト” の名に相応しいボーカリストを生み出したバンドはQUEEN(クイーン)で決まりだろう。

4オクターブの声域を誇ると言われていたフレディ・マーキュリーは今でも数多くのファンに慕われており、2018年11月には自伝映画『ボヘミアン・ラプソディ』の公開も予定されている。すでに待ちきれないところだが、先日YouTubeに最新予告編が公開されたので紹介しておきたい。一体どんな映画になるのだろうか!?

・『ボヘミアン・ラプソディ』ってどんな映画!?

米ニュースサイト「Laughing Squid」によると、『ボヘミアン・ラプソディ』ではクイーンにフレディが参加した経緯や、ゲイだった彼の生涯の親友メアリー・オースティンとの友情、バンド仲間と取り組んだ革命的なサウンドが誕生した過程などが描かれるという。

エイズで亡くなった彼の闘病生活はストーリーに登場しないが、バンドを脱退するに至ったフレディの苦悩などダークな面も綴られるとのこと。

・名曲『ボヘミアン・ラプソディ』が誕生する過程も描かれるぞ!

そしてクイーンといえば、なんといっても『ボヘミアン・ラプソディ』が名曲として知られている。「ガリレオ、ガリレオ」というフレーズを繰り返すオペラ風のコーラスが印象的な曲は6分にもわたるため、「バンドメンバー間でもシングルカットするべきかどうかモメた」と言われるいわくつきのナンバーだ。

最新予告編では、スタジオの録音シーンでドラムのロジャー・テイラーが「どれだけ “ガリレオ” が必要なんだ!?」とフレディに当たるシーンも映し出される。2分30秒の予告編でも、いかにバンドが革新的なサウンドを生み出すために取り組んできたかが垣間見え、ファンでなくも必見の映画になりそうだ。

・フレディ役を演じる俳優の配役が意外だった!

そして世紀のボーカリスト・フレディ役を演じるのは、演技派として知られ人気急上昇中の俳優ラミ・マレックだ。以前、当サイトの「『プリズン・ブレイク』が好きな人に超オススメの海外ドラマ3選」という記事でドラマ『MR. ROBOT / ミスター・ロボット』を紹介したが、本作で主人公エリオットを演じて絶賛されているのが彼だ。

筆者は、フレディ役にラミが抜擢されたとのニュースを耳にした時に驚きを隠せなかった。社会不安障害を抱えて無口なエリオット役のイメージが強烈だったため、「それってミスキャストじゃあ……」と心配になったが、予告編を見てラミの成り切りぶりにビックリ!

フレディに容姿を似せるために入れ歯を入れているようで、『MR. ROBOT』のエリオットの面影はどこへやら。そして映画で歌うシーンは、驚異的な歌唱力を誇るフレディとラミの声が最大限に活かされており、シンガーとしての才能も発揮している。

クイーンとフレディの大ファンである筆者は、予告編を見ただけでゾクゾクしてしまった。もう一度言うが、『ボヘミアン・ラプソディ』は11月に公開を予定している。クイーン&ロックファンは要チェックだ!

参照元:YouTubeLaughing Squid(英語)
執筆:Nekolas

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