早いものでロシアW杯が終わってから1週間が経とうとしている。長いようで短かった1カ月……気がつけばすでにJリーグは再開し、欧州サッカー界も新シーズンに向けて始動している。中でも注目は、W杯でポルトガル代表を牽引したクリスティアーノ・ロナウドだろう。

この夏、彼はレアル・マドリードからユヴェントスへ電撃移籍し、新シーズンをイタリアで過ごすことになった。世界最高峰の選手と言われている33歳が、新天地で新たな挑戦をする道を選んだからだ。

・レアルが感謝の動画を公開

クリスティアーノ・ロナウドは所属していたレアル・マドリードで数々のタイトルをクラブにもたらし、個人としても圧倒的な成績を残し続けてきた。438試合で451ゴールという数字がすべてを物語っているように、誰もが認める唯一無二の選手だった。

移籍した理由こそいろんな推測がされているが、レアル・マドリードは最大の功労者に敬意を払わずにはいられない。そして感謝の気持ちを伝えるべく、公式YouTubeチャンネルは動画「THANK YOU, CRISTIANO RONALDO | Real Madrid Official Video」を公開した。

・やっぱりスゴい

動画では彼のレアル・マドリードで過ごした9シーズンをハイライト形式で見ることができるのだが、改めてスゴい選手だと気づかされる。まずは入団時に「9番」をつけていた若き姿から映し出され、それからスーパーゴールラッシュが続く。決定力の高さ……窮地に陥った時に見せる輝き……何より試合を決定づけるゴールが多く、鳥肌が止まらない。

チームの顔とも言える存在だったラウールの「7番」も、いつの間にか継承した彼の代名詞になっていた。あまりにスゴすぎて忘れがちになるが、レアル・マドリードというビッグクラブの歴史に残るスーパースターだった。

・新天地でも活躍を期待

また、動画からはレアル・マドリードのリスペクトも感じる。というのも、最後に映されるゴールが移籍するユヴェントス相手に決めたスーパーゴールなのだ。何だかクラブが大切なバトンを渡しているようで、特別な感情があるように見えてしまう。

これまでサッカー選手は30代になるとピークを過ぎたと見られてきた。しかし、W杯のスペイン戦でハットトリックを達成するなど、いまだにクリスティアーノ・ロナウドは異次元の活躍を見せて凄みを増している。

新天地ですぐに結果を残すことは、どんな一流選手であっても難しい。それでもクリスティアーノ・ロナウドなら……レアル・マドリードが感謝を惜しまない彼なら可能だと思ってしまう。

参照元:YouTube、Instagram @cristiano
執筆:原田たかし