人はなぜ暑い季節に辛いものを食べたがるのか? これは人類永遠の謎である。そしてその最たる例が、セブンイレブンが夏季限定で発売を始めた『蒙古タンメン中本 北極ラーメン』だろう。「中本」の中でもっとも辛い『北極ラーメン』が、今年もカップ麺になって登場だ。

ただでさえ辛い「中本」が北極化した場合、一体どんなモンスターになってしまうのか? 実はそこまで辛いものが得意なわけではないのだが、決死の思いでチャレンジしてみたぞ。

・「中本」最凶がカップ麺に

セブンプレミアム『蒙古タンメン中本』といえば、その辛ウマさで絶大な支持を受けている人気商品だ。先日発売された『汁なし担々麵』も安定の辛ウマさであった。その「中本」に2018年7月10日、夏季限定の新商品が登場。それが『蒙古タンメン中本 北極ラーメン(税込213円)』である!

・絶対辛い

味噌ベースのスープに、大量の唐辛子とすりごまを加えたという『北極ラーメン』。さっそくフタを開けてみると、説明通りカップの中には唐辛子のような粉末の山・山・山。こいつ、最初っから無茶しやがる……。

お湯を入れて5分間待つと、この時点で相当辛そうなルックスだ。

しかしそこへ、さらに別添の「北極オイル」を投入しろというのだから生粋のドS である。前から思っていたことだが、一番辛いのに北極と名乗っている時点でだいぶキテいる。

オイルを入れてかき混ぜれば完成だ。諸君、これが……。


『蒙古タンメン中本 北極ラーメン』である。

──赤い。食べる前から激辛であることが約束された、マグマのような赤。すでに舌がヒリヒリしているが、さっそくいただくとしよう! しかし、太いストレート麺を勢いよくすすったところで、いきなり後悔した。こいつ、マジでむせるぞ。

・激辛すぎる

熱々の激辛スープがよく絡んだ麺をすすると、即座に地獄を見るので注意していただきたい。優しく口に運ぶのだ。そうすれば濃厚な味噌とにんにくの香り、そして唐辛子の痛烈な辛さが混然一体となって口の中に広がってくるけどそんな事はどうでもいいぐらい辛い。

辛いというか、むしろ痛い。針で刺すような刺激である。何だコレ。試しに編集部一の「中本」ファン・和才に食べてもらったところ、最初は「北極ほどの辛さではない」と言っておきながら、一口食べただけで Tシャツに汗染みを作っていた。そのくらい辛い。

・止まらない

辛さにあまり耐性がない私(あひるねこ)からすると、麺だけならまだいいのだ。が、スープを口にすると汗が止まらなくなってくる。ダムが決壊したかのように出てくる。これが石油だったら……と思わずにはいられないほど出てくる。

なのに、なぜか箸が止まらない。そう、これぞ「中本」マジック。途中でギブアップするかと思っていたのに、気付いたら完食していたのだ。スープまで飲み干してしまった。なぜそうなったのかは、私にも不明である。


クソ暑い部屋の中でクソ辛い「中本」を食べる。これもまた、夏にしかできない贅沢なのかもしれない。ただ、先程から胃がびっくりしているのをヒシヒシと感じるので、辛いものが苦手な人は気を付けてくれよな!

参考リンク:セブンイレブン「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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