ニューヨークにはタイムズスクエアや自由の女神、エンパイア・ステート・ビルなど見どころが山ほどあるが、そこに新たな観光名所が加わることになるかもしれない。「鼻でタクシーを支えるダルメシアンの巨大像」がそうだ。

子供病院の前にできた像は超カワイイため、ニューヨークの新たな見どころになりそう。そして、像に隠された意味も奥深いので紹介したいと思う。

・鼻でタクシーを支える巨大なダルメシアンの像

鼻でタクシーを支えるダルメシアンの巨大像が設立されたのは、ニューヨークの34丁目&1番街の角にあるハッセンフェルド子供病院の目の前だ。なんと、約9メートルにもなるという像はビルの2階半分の高さに相当するとのことで、その大きさと迫力は写真からでも伝わってくる。

・ダルメシアンの像には特別な思いが……

なんでも、像を制作したアーティストのドナルド・リプスキさんは、子供の頃から同病院に通っているのだそうだ。病と闘う子供たちが病院を訪れた時に、重い車を持ち上げて “不可能を可能にする” ワンちゃんを見て励みになれば……との気持ちが込められているのだとか。

また、病院名にある “ハッセンフェルド” は玩具メーカー「ハズブロ」社を創設した一家の名前から取られており、ハッセンフェルド家は病院設立費用の多くを投資。そういった経緯にちなんでドナルドさんは、「オモチャを思わせる楽しい作品にしたかった」とも自身の Facebook に綴っている。

・ニューヨークの新名所に!?

そして34丁目&1番街といえば、エンパイア・ステート・ビルからさほど離れておらず、すぐ近くにはイーストリバーを渡るフェリー乗り場もある。周辺にはクライスラービルや重厚な建築のグランド・セントラル・ターミナル、他にもニューヨーク市立図書館もあって見どころが集中している。

なので鼻でタクシーを支える巨大なダルメシアンが、新たな観光名所になる日は遠くないかもしれない。新旧の建築物やアートが共存するニューヨークだけに、巨大ダルメシアンも名所リストに加わりそうである。近いうちにニューヨークに行こうと思っている筆者は、ダルメシアン像の前で記念撮影してくる予定だ。

参照元:Facebook @Donald Lipski
執筆:Nekolas