学級崩壊が深刻化する日本。教師に暴行する動画が流出して生徒が逮捕された事件は記憶に新しいが、そういったニュースを見るたびに私(中澤)が思い出すのが高校3年生の時のクラス。あのクラス……ひょっとしたら学級崩壊してたんじゃね

・クラス平均10点台

と言うと、勘違いする人がいるかもしれないので、先に断っておくが暴力的なことやいじめ的なことはなかった。ただ、シンプルにめちゃくちゃアホクラスだったのである

進学校だった私の高校は、やたらテストの難易度が高かった。そのくせ、授業は数式を黒板にひたすら板書するだけの内容なので、3年間で多くの者が落ちぶれていく。

そして、私の高校3年時のクラスは奇跡的に全員が落ちぶれていた。物理や化学で20点取れたらガッツポーズ、クラス平均は10点台。もちろんこれは100点中の話である。

・画期的な対策

ちなみに、欠点のラインは40点。無理。絶対無理。だって40点超えてるのクラスに1人か2人やで? さすがに教師もこれではマズイと思ったのか、この状況に画期的な対策を打った。

それが欠点のラインを下げるということ。途中から欠点のラインが20点くらいになったのである。だがしかし! 次のテストでもクラス平均は10点台!! そう、クラス平均が欠点に届くにはあと10点足りない。届かねェェェエエエ! 

・解決?

一体どうしたらクラス平均が欠点を超えるのか……? もはや教師と私たち共通の命題と言っても過言ではない。そんな時、次のテストで再び教師が動いた!

なんと、テストが20点スタートになったのである!! 何も答えられなくても20点。名前を書けば20点。こうしてついにクラス平均が欠点を超えたのだった。ちなみに、私のその時の点数は20点である。

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高校くらいかなあ

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落ちぶれきっていた高校3年生の頃。高1、高2と友達がいなかった私もあのクラスでは毎日笑っていた。なぜなら、教師の出す問題がわからなすぎてほぼ全員がボケるから。今考えると学級崩壊レベルの騒がしさだったが、たまにあの喧騒を思い出す。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.