このところ、体感的には夏としか思えないくらい暑い日が多かった気がする。これはもう実質夏みたいなものだろう。そして夏といえばやはり……海だ!

全国的に梅雨入り宣言が出されたばかりだろっていうのはさておき、海が人々で賑わうのに先立ち、ビーチに持っていくべきたった一つの神アイテムを紹介したいと思う。これさえあれば、おっさんのボッチ海という悲惨な状況からでさえも、きらめきに満ちたビーチライフを演出することができるので必見だ!

・「茶こし」を使う

ということでやってきたのは、神奈川県の片瀬西浜海水浴場。まだ6月上旬だというのに海の家の建設が始まっていて、夏が近いことを意識させる。訪れた日は気温も高かったため、ビーチは波打ち際を裸足になってキャッキャウフフと自撮りしているカップルだらけ。一方の筆者(私)はナチュラルにボッチである。

普通ならこの時点で精神に深刻なダメージを負い、撤退するしかない。しかし今日は違う……なぜなら神アイテムがあるからだッ!

そう、茶こしである。いたって普通の茶こし。確か数年前に鍋でチャイを作るために100均で買ったものだ。ちなみにチャイは作らなかった。問題はどう使うかなのだが、手順は実にシンプルだ。


1. 茶こしをカメラのレンズ前に掲げる


2. そして撮る


一応断っておこう。決して暑さで頭がおかしくなったとか、リア充カップルたちを前にして受けた精神的ダメージで錯乱を起こしているわけではない。こうすることで、ビーチで残す記録をより輝かしいものにできるのだ。もちろん、そのあたりを撮っても効果は抜群!

・写真に写る光源をキラキラさせることができる

一眼レフや、ミラーレスといったカメラで写真を撮る方なら、クロスフィルターという言葉を耳にしたことがあると思う。写真は主にスマホで撮って、アプリで加工するという方なら「キラキラエフェクト」「キラキラ加工」的な言葉に心当たりがあるのではないだろうか。

実は、レンズの前に茶こしを掲げることで、それらと同じような効果を得ることができるのだ。ちなみに、ワイヤーが細く、ある程度目が細かければなんでもいいので、茶こしである必要は全くない。

・衝撃ビフォーアフター

実際に、茶こしビフォーと茶こしアフターではどれくらい輝きに差が出るのか。茶こしなしバージョンで海を撮ると、巨大な水たまり、もしくはちょっと大きめの沼か何かに見えなくもない。



ところが!


茶こしを使えば……



まぎれもなく夕日にきらめくオーシャンに!


なんと「茶こしあり」だとキラキラしているのだッ! 副作用として、全体的にややぼやけたり、光の反射で少し虹色がかったりすることもあるが、神アイテムから生まれた輝きの前にそんなことは些細な問題だろう。

なお、今回は時期的に海を舞台に選んだが、何かまぶしく光っている被写体であれば同じ効果を得られる。誕生日パーティや、クリスマスシーズンなどにもオススメだ!

Report:江川資具
Photo:Rocketnews24.

▼スマホでもこの通り
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▼この際、撮っている時の自分の姿を気にしてはいけない
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▼大変失礼いたしました! 本文中に「茶こしである必要は全くない」と書きましたが、まさか自分が茶こし以外のもので撮影していたとは思いませんでした。近日中に他の金網製品で検証した記事を公開いたします!!