大阪から東京まで新幹線で移動する人にとって、頭の痛い問題がある。それは、大人気のお土産「551蓬莱」の豚まん匂い問題だ。アツアツの豚まんを食べながら道中を楽しみたくても、どうしても匂いが立ち込めて、他の乗客に迷惑をかけてしまう。

なんとかならないものか? そう思った私(佐藤)が、最良の方法を思いついたので紹介したい! この術を検証してみたところ、豚まんの匂いが気になることなく、東京駅まで帰りつくことができた。

・チルド商品を買う人がほとんど

豚まんの匂いは、かねてから新幹線利用客の間で問題となっており、2018年春に改めてネット上で議論を呼んだ。禁止という訳ではないが、配慮した方が良いという、なんとも釈然としないまま現在に至っている。

実際新大阪駅に行ってみると、お土産ものを販売するコーナーでは、時間を問わず店舗に行列が出来ている状況。人気は相変わらずで、ほとんどの客がチルドの豚まんを購入している。


・アツアツ豚まんを食す画期的な方法

きっとみんな、アツアツを車中で食べたいんだろうけど、チルドで我慢しているに違いない。匂いがしなければ良いのであれば、いい方法がある! ということで、今回私は匂いどころか、豚まんを口にしていることさえも他の乗客に気付かれない方法をお伝えしたいと思う。自分でいうのも何だが、かなり画期的だ。


■ステップ1「スタバに行く」

まず最初に、スターバックスへ行く。

え? スタバ? 豚まんと関係ないだろ。と思わるかもしれないが、関係大アリ。まずはここからでなければ始まらない。スタバのフタ付きカップは豚まんをカモフラージュするのに打ってつけ。

テイクアウトでフタ付きドリンクを注文しよう。フラペチーノなどでストローの差し口が広くとってあるものがあるが、あれは避けた方がいい。アイスコーヒーでも良いので、ピッタリとフタがしまるものがベスト。中身はサッサと飲み干して、カップをきれいに洗っておこう。


■ステップ2「ポータブルミキサーの登場!」

次にポータブルミキサーを準備しよう。USB充電式のものであれば、持ち運びに大変便利!

ちなみに私は、あらかじめ東京から持ってきておいたぞ。


これに豚まんを千切って入れる。サイズとしては、一口大程度が良いかも。あまり大き過ぎるとミキサーが回らなくなるおそれがあるので注意しよう。

それから、あまり大量に入れるとやっぱり回りにくくなるので、容器半分程度がオススメ。

次に水を適量入れる。豚まんだけでは回らないので、具材がヒタヒタになる程度に水を加えよう。

ここまででプロセスのほとんどが終わった。ゴールまでもう少しだ! 最後までがんばろう~!!


■ステップ3「ミキサーを回そう」

さて、ここからが1番楽しいところだ。はやる気持ちを抑えてスイッチオン!

と、その前に、大事なことがある。ミキサーを水平に保たないと、せっかくの豚まんがこぼれてしまうぞ。ミキサーを手で持った状態で回すのが不安な人は、水平な場所におこう。改めてスイッチオーンッ!!


ウィーン! 小型ながらも高速回転、しっかりとかく拌しよう。

十分に混ざったら、スタバのカップに投入。


完成で~す♪

このドリンクを見て、豚まんだと気づく人がいるだろうか? どう見てもスタバのドリンクにしか見えないぞ!


確認のために匂ってみると……

おお! 匂いをかなり抑えることに成功しているぞ。あまり匂わない気がする。ストローの先から、ほんの少し豚まん臭がする程度だ。少なくとも車両内に充満する可能性はない。


・あとは帰るだけ

準備万端、あとは新幹線に乗って帰るだけだ。

最近のベストセラーの書籍を片手に、豚まんを食す。この姿を見て、551蓬莱を連想する人は皆無。実際周りの人は何も気づかない。

ちなみに私は老眼が進行しており、書籍の内容をほとんど読み解くことができなかった。なんか、自分らしく生きようみたいなことが書いてある気がする……。老眼鏡が必要になってきているのかも……。


・道はひらける!

こうして私は、無事に東京駅まで帰り着くことができた。もちろん手元には551蓬莱の豚まんだ。


みんなも勇気を振り絞って、自分らしく生きることを心掛けて欲しい。たとえ最初は向かい風にさらされるようなことがあったとしても、自分を信じてまっすぐに歩いて行くんだ! そうすれば、必ず道はひらける。心から応援しているぞ!

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼これで解決