ビジネスホテルは狭い! 価格を考えれば仕方のないことだ。限られたスペースでも、カプセルホテルや満喫に泊まるよりはずっとマシ。足が延ばせれば満足、そう言い聞かせているビジネスマンも多いかもしれない。でも……やっぱり狭い!

そんな「ビジホ = 狭い」という概念をぶち壊すホテルが、大阪・江坂に存在した。『ジーアールホテル江坂』には、昇降式ベッドがある。昇降式ってどういうこと? 実際に行ってみたら、その仕組みに度肝を抜かれた! なんじゃコリャ!?

・どこにでもあるホテル

施設は、御堂筋線江坂駅から徒歩約7分のところにある。ここは、九州を中心に西日本で展開している「グリーンリッチホテルズ」のグループホテルだ。建物の外観からは特に変わった様子はうかがえない。どこにでもある普通のビジネスホテル。ちなみに、私が利用した部屋は素泊まりで4200円だった。比較的安い部類のホテルと言えるだろう。


・一見普通の部屋

シングルAタイプの室内を見ても、なにもおかしなところはない。

狭いと感じられるが、価格を考えれば妥当な広さか。大浴場を備えているため、室内にはバスタブがなく、ユニットにはシャワーのみ。


・ベッドのコントローラー?

だが! この部屋にはトンでもない秘密が潜んでいる。トイレ入り口の脇には、ナゾのコントローラーが!

エアコンの温度調節か、それともスピーカーの音量調節かな? と思ったら、全然違う! なんとこれは……。


昇降ベッドのコントローラーだった!

え!? このツマミを回すと、ベッドが上がったり下りたりするの? 何それ、そんなこと出来るの!


・ベッドをUP!

状況が想像つかないので、早速ツマミを回してみた。

「UP」にツマミを回してみると……


ウィーン!

うわ~~~ッ!! 動き出した、浮き上がってるじゃないかッ! マジかよ。


おいおい、これどこまで行くの?


信じられない、天井べたづき。ギリギリいっぱいまで上昇しちゃったよ。



ベッドの真下はワークスペースとして活用できる。風呂上りにストレッチをする私(佐藤)にとっては、大変ありがたい!

限られた空間を有効に使う知恵だ。素晴らしい! よくぞ、この仕組みを思いついた。


・人やモノをのせない

ちなみに、もしも乗ったままベッドを上昇したらどうなるのだろうか? 枕の上にiPhoneを置き、ビデオ撮影したまま上昇してみた。

撮影を終えて、ビデオを確認してみると。画面中央には天井が写る。

次第に上昇していく、どんどん天井が迫ってくる。


そして最高点にたどり着くと……


真っ暗。


ベッドに乗ったまま、ベッドを上昇させると危険であることがよくわかった。モノを置いていてもペチャンコになってしまうかもしれないので、操作には十分に注意しよう。


なお、この昇降式のベッドは、シングルAタイプのほとんどの部屋に導入されているそうだが、固定ベッドの部屋もあるらしい。予約時に昇降式ベッドの部屋かどうか確認した方が良さそうだ。繰り返すが、くれぐれも乗ったままベッドを操作しないように注意して欲しい。

・今回訪問した施設の情報

名称 ジーアールホテル江坂
住所 大阪府吹田市江坂町2-1-63
定休日 なし
チェックイン 15:00~
チェックアウト 11:00

参照元:じゃらん
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

日本、〒564-0063 大阪府吹田市江坂町2丁目1−63