仕事やりたくねェェェエエエ! 来る日も来る日もPCをパチパチ打って、肩がこるどころの騒ぎではない。目もかすむし頭痛もする。もう疲れた。心の底から疲れた

そんな心身の疲労に効果的と言われているのが緑を見ること。人は、古来から自然と共に過ごしてきたので、自然の色である緑色を見るのは疲れ目などにも効果的なんだとか。でも、近所に思い当たる緑はないため、春菊天を見ることにした

・春菊天を見る

ウマいそば屋を求めて色んな街を放浪する「立ちそば放浪記」。せっかくなので、行ったことがないそば屋に行こうと訪れたのは淡路町の『めんや』である。

場所のみを調べてやって来たこの立ち食いそば屋。さっそく入り口の券売機で「春菊天そば(税込380円)」を注文した。色白美人の細麺と緑が濃い春菊天のコントラストが美しい

食べてみると、ふわっと広がる春菊の香りが甘めつゆに溶け出し美味。ホッ。癒される……。疲れ目も回復だ。と、その時、私の目にとある文字が飛び込んできた。

・疲れ目で見えなかったもの

それは、カウンター前のホワイトボードに書かれたおすすめトッピング。どうやら100円で、ごぼう天、まいたけ天、明日葉天がトッピングできるようだ。でも、こんなトッピング、券売機にあったっけ? そこで、もう1度券売機を確認したところ……

おすすめトッピング(100円)あったーーーーーーー! 疲れ目で見落としていたとは言え、一見さんがカウンター前でボードに気づく頃には、すでにチケットを買っていることを考えると初見殺しのメニューと言えるだろう。

・掟破りの2杯目

なんだか俄然気になって来たぞおすすめトッピング! そこで、掟破りの2杯目に突入することに。「かけそば(税込280円)」に明日葉天をトッピングで合計380円である。

到着したそばには、鮮やかな緑が美しい明日葉天がその葉を広げていた。みじん切りにしてまとめるのではなく、葉の1枚1枚を揚げて盛り付けているためそばの上に花が咲いたようである。これが明日葉天そば……いただきます!

サクッとした揚げたての歯ごたえの後、自然の風味が口いっぱいに広がる。その香り高さとコクのあるつゆはベストマッチ! 軽めの衣だが、食べごたえも十分だ。

さらに、時間が経つにつれ明日葉天がつゆに溶け出し、香りと味の融合が進んでいく。つゆ激ウメェェェエエエ!!

味はもちろん見た目も美しいこのそば。最近、お疲れ気味なあなたは、淡路町『めんや』の明日葉そばで鮮やかな緑を見るのもいいのではないだろうか。

・今回紹介した店舗の情報

店名 めんや
住所 東京都千代田区神田須田町1-14
営業時間 月~金8:30~17:00
定休日 土、日、祝日

執筆:立ちそば評論家・中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼激ウマ!


▼春菊天そばもウマかった!

日本、〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1丁目14