2018年4月16日、かねてからネット上で話題になっていた動画「父さん、今日からユーチューバーになる」が公開された。正式名は「泣けるドラマ リニューアル家族」で、日清ヨークが制作した「やさしい十勝のむヨーグルト」のプロモーション動画である。

約18分に渡るなかなか壮大なドラマであるが、果たして “泣けるドラマ” とは一体……? 結論から言うと、日清が無駄にあり余るパワーを炸裂させており、物語は多くの人が予想しえない内容となっているぞ。

・あらすじ

まずは日清ヨークが発表している物語のあらすじを以下でご覧いただこう。


「父が突然、YouTuberになった。都会を離れた郊外の暮らし。次々起こる家族の変化に戸惑う内気な少年、新太郎は、その小さな体に、大きな悩みを抱えながら毎日を過ごしている。

そんな中、母親の隠された秘密に気づいてしまう。泣けそうで、泣けなくて、ちょっと泣ける。おかしくて、やさしくて、どうしようもない家族の、どうしようもない物語」


ネット上では「父さん、今日からユーチューバーになる」というパワーワードが注目されていたが、動画を最後まで見てみるとその内容は意外とシリアスだ。というか、開始1秒から最後まで「笑える瞬間はほとんどない」と言っていいだろう。

・ユーチューバーはほとんど関係ない

詳細についてはぜひご自身の目でご確認いただきたいが、一言でいえば「やさしい十勝のむヨーグルト」のキーワードである “再生” をテーマにしたドラマで「父さん、今日からユーチューバーになる」はあくまで掴みでしかない

個人的な感想を付け加えておくと、想像していた内容とは大きく違ったので、どんな感情で見ればいいのか最後まで戸惑ってしまった。ただ、動画の終盤でCHEMISTRYの主題歌が流れたときは「どういうつもりだよ!」とクスッと笑ってしまったことは記述しておこう。

「父さん、今日からユーチューバーになる」というパワーワードを先に発表し、話題になったところで動画を公開する日清のやり口……。手の上で転がされているようで悔しいが、非常に見事である。

参照元:YouTube
執筆:P.K.サンジュン

▼動画はこちら。個人的には「CHEMISTRY」の主題歌が流れたところでクスッときた。